祭りや盛り場、人の集まる場所の魅力とは?

江戸東京学と都市の民俗・風俗文化などが専門。祭りや四季折々の行事、盛り場など、人の集まる場所が研究対象で、暮らしを豊かにする行動文化に関心があります。吸引力こそ都市の魅力。なぜそこに人が集まるのか、何がそこにあるのかを知りたくて、研究を始めました。近年は、目白大学が立地する新宿区落合・中井地域開催のプロジェクト「染の小道」に参加し、地域が大切にしてきた価値観や環境を多くの人に直接体験していただき、地域に活力を生み出す協力を行っています。

伝統文化の現場へ飛び込み、学生の変化を引き出す

ゼミでは名所・聖地巡礼、神社仏閣参拝、祭りを見たり、郷土料理を食したりするなど、フィールドワークを重視。というのも、現場を体験すると目に光と力が宿り始め、変わっていく学生をたくさん見てきたからです。教育の良し悪しを左右するのは、仕掛けです。仕掛けが良ければ人は成長すると信じ、学生を同じ調査研究者として、感じたままに意見交換できる環境を大事にしています。自ら起こした行動の中で課題に気づける学生を世に送り出すのが、私の使命と考えています。

ゼミのことをもっと知ろう!

「交流空間」をキーワードに、各地の祭りや行事、盛り場など、多くの人が訪れる場所に出向き、観察と聞き取りをし、その実態や地域の特性を明らかにする調査研究活動をしています。昨年は、神奈川県の川崎市に赴き、イメージ調査をしました。

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地域の日常生活や独自の文化に対して「なぜ?」「面白い!」と、興味を持って現場に飛び込んでいく行動力のある人。そして、何より大事なことは、臆すことなく大人とあいさつや会話のできる人。そんな学生がこのゼミに向いていると思います。

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現場主義なので、よく現地でのフィールドワークをしています。地域の人との交流で新しい発見があるためか、学生たちは和気あいあいとした雰囲気の中、楽しそうにしています。

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日本の将来は、皆さんのような若い人たちの言葉と行動が大事な鍵を握っています。既存の価値観にとらわれず、街中を、社会を、自分の目・耳・口・足を使ってよく観察し、どんな問題が潜んでいるのか、何が自分にできるのか考えてみてください。

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自分の詠んだ俳句の評価を見るのが楽しみの1つ。「情景描写の俳句」が得意です!
鈴木 章生 教授

若い頃からポエムを書いてきましたが、4年前から俳句グループに誘われ、今は17文字と格闘する日々を送っています。また、最近は大切な人への手紙を万年筆で書くようになりました。相手を思いながら丁寧に書く時間や、昭和レトロな喫茶店でコーヒーを片手に読書している時間など、心にゆとりができて、心地良さを感じています。

  • 鈴木ゼミ ゼミ写真
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