百年前の台湾人とキリスト教の出会いに惹かれて

中国語学科三野ゼミ

別の世界について知りたいという好奇心

昔から自分が生まれ育った場所とは異なる、別の世界について知りたいという気持ちが強く、小さい頃には人類が生まれる前の地球に憧れて、恐竜や古生物に関する本や日本では見られない動植物・フルーツについての本を読むのも好きでした。中高生になると『指輪物語』『ゲド戦記』『ハリー・ポッター』などのファンタジーやSFに熱中。大学で、世界各地に存在する文化や言葉がお互いにどのように出会い、ぶつかり合ったり、調和したりしたのかを考えるのも楽しくなりました。

イギリスからやってきた宣教師と台湾人の関係とは?

研究テーマは台湾の歴史です。百年前の台湾にキリスト教という宗教を伝えるためイギリスからやってきた宣教師たちと、台湾の人たちがどのように出会って、協力したり衝突したりしたのかを歴史資料を読みながら探ります。ゼミでは、日本語で書かれた本やエッセイを読み、内容をまとめることで文章表現の練習をし、内容に関する議論を通して理解を深めます。交換留学生に発音を直してもらったり、逆に日本語の表現を教えることで、ゼミのメンバー同士でのプチ言語交換を行っています。

ゼミのことをもっと知ろう!

中国・香港・台湾などの中国語圏の社会や歴史、文化に関わるテーマを広く扱い、学生が自分の得意なこと、好きなことを発表し共有できる機会を作ることを大事にしています。一人ひとりが持つ疑問や好奇心を意見することで、学生同士が刺激し合い、発見につながる場になります。

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自分の頭にふっと浮かんだ疑問や好奇心・感想は「あまり大したことがないかも」とブレーキをかけてしまわないで、自信をもって積極的に発言してほしいです。そうすると、他のメンバーも同じような疑問を持っていたり、あるいは新発見につながったり、議論が生まれる良いきっかけになります。

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ゼミ生は仲が良く、積極的にコメントや質問を出してくれます。昨年はゼミ生の関心に合わせて分析する文献を選ぶことにしたので、「東アジアの食文化」に関する文章を扱いました。東アジア世界に関わることであれば、メンバーの関心を参照しながら幅広くテーマを設定しています。

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受験期は大変な時期ですが自分のポテンシャルを最大限に稼働させる良い機会でもあります。自分が熱中できることをきっかけに、関連する読み物や物語を積極的に読んで、たくさん知識を吸収し、別世界を探検して、自分の中でのバージョンアップを楽しんでください。

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15年来の愛用のデジカメ(CanonのIXY)のマクロモードで昆虫やカエルなどの小動物、道端の草花を撮影!
三野 和恵専任講師

愛用のカメラは台湾・スコットランド・イングランド・アメリカ各地の資料館や図書館で膨大な資料の撮影も担ってくれました。プライベートでは料理を作る時間を楽しんでいます。パスタやマレー料理にはまっていて、一度台湾カステラも作ってみましたが、膨らみすぎてオーブンの天井にぶつかりました!

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