大学の取り組み

FD・SD活動

本学では、求める教育像の実現と、教職員一人ひとりの積極的な大学運営への参画を促し、教職協働の実質化の促進と、より一層の教育研究活動の質向上を目指すため、FD活動、SD活動を行っています。

  1. FD(Faculty Development)活動
    学生に対する教育の充実を図るため、授業の内容及び方法を改善・向上させるための組織的な活動
  2. SD(Staff Development)活動
    教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため、法令順守並びに大学運営に必要な能力及び資質を向上させるための活動

上記のFD活動、SD活動を推進するために、FD・SD推進委員会を設置し、組織的な研修実施に取り組みます。

求める教員像

目白大学では、多様な個性を持つ教員の存在を尊重しながらも、学園の建学の精神と大学の教育理念とを十分に理解したうえで、以下に述べる諸特性をバランスよく有する教員になることを目標として、教員の能力開発を行います。

Ⅰ.教育

1. 学生の成長する力を信じ熱意をもって教育に取り組むことができる。
  • (1) 教育への熱意をもって授業及び学生指導を行うことができる。
  • (2) 学生の成長を促す優れた教育実践を行うことができる。
  • (3) 学生を分け隔てなく、公平かつ誠意をもって接することができる。
  • (4) 学生の話にていねいに耳を傾け、学生との信頼関係を構築することができる。
  • (5) 他の教職員とチーム意識をもって組織的に教育を行うことができる。
2. 教育を改善するための不断の努力を行うことができる。
  • (1) 学生や他の教員による自己の教育活動の評価を真摯に受け止めることができる。
  • (2) 学生理解の深化、より良い教材の開発、および教育技術の向上に努めることができる。

Ⅱ.研究

自らの専門知識・能力・技能の維持向上に努めるとともに、研究を実施し公表しようとする不断の努力を行うことができる。

  • (1) 常に新たな研究を推進しようとする意欲を持ち、研究を実施し公表し続けることができる。
  • (2) 研究者倫理を遵守し、公正で誠実な態度で研究を行うことができる。

Ⅲ.管理運営

本学の伝統を継承し、さらなる成長と発展のために、自らの立場と役割並びにそれに伴う権限と責任を自覚し、管理運営業務に対し主体的かつ積極的に行動することができる。

  • (1) 管理運営業務に対して主体的かつ積極的に取り組むことができる。
  • (2) 組織の風通しを良くするため、報告・連絡・相談を怠りなく行うことができる。
  • (3) 他の教職員の人格を尊重し、それぞれの能力・特性を活かしながら協働することができる。
  • (4) 法令及び大学における諸規範を理解したうえで、それらを遵守した行動ができる。

Ⅳ.社会貢献

本学の教員としての教育活動・研究活動を通して社会に貢献しようとする態度を持ち、行動することができる。

  • (1) 教育や研究と関連づけながら、地域・産業等と連携した活動を行うことができる。
  • (2) 国・地方公共団体・学会等における委員・役員に就くことや、研修講師等を務めることなどを通して社会貢献を行うことができる。

FD・SD推進委員会規程

目白大学・目白大学短期大学部FD・SD推進委員会規程 

全学FD研修会概要

2022年度
第1回 全学FD・SD研修会
開催日 2022年9月9日~9月16日
実施方法 オンデマンド研修
概要 (1) コンプライアンス教育(SD)・研究倫理教育
(2) 研究成果報告
(3) 授業と評価に関する研修
対象者 教員302名(100%)
第2回 全学FD研修会
開催日 2022年2月9日(オンデマンド配信2/9~2/17)
実施方法 ライブ配信とオンデマンド配信による研修
概要

(1) 講演(対面)
「中退リスクの高い学生の早期発見と初年次教育」
講師:山本繁氏(大正大学特命教授)

(2) オンデマンド配信

  1. 第3期中退防止プロジェクトの概要
  2. 数字で見る中途退学と学生実態
  3. 新宿キャンパスにおける取り組みと成果
  4. さいたま岩槻キャンパスにおける取り組みと成果
  5. 短期大学部における取り組みと成果
対象者 教員291名(96.3%)
過去の研修
2021年度
第1回 全学FD研修会
開催日 2021年9月10日~9月17日
実施方法 オンデマンド研修
概要 (1) コンプライアンス教育
(2) 研究倫理教育
(3) 研究成果報告
(4) 授業と評価に関する研修
対象者 教員308名(100%)
第2回 全学FD研修会
開催日 2022年2月9日(オンデマンド配信2/9~2/17)
実施方法 ライブ配信とオンデマンド配信による研修
概要

(1) 講演(ライブ配信)
「地球規模で進む課題と人間社会:SDGs とこれからの教育」
講師:甲木 浩太郎 氏 (外務省 在スリランカ日本大使館公使)
※公開講座終了後からオンデマンド配信

(2) オンデマンド配信
◆「共通教育改定と副専攻/ブランディング戦略とフィールド教育」

1.副専攻について

  1. 共通教育改正と副専攻について
  2. SDGsの視点をどう授業に取り入れるか
  3. DX副専攻とデジタルトランスフォーメーション時代の大学教育
  4. 高等教育研究所における取り組み SDGsの視点をどう授業に取り入れるか
    ~SDGs目標17に注目したFD活動の展開に向けて~

2.フィールド教育について

  1. 新宿キャンパスの事例から①
    「地域連携活動の質向上及び継続性課題に対する学科カリキュラムからの対応」
  2. 新宿キャンパスの事例から②
    「フィールドワークの技術をどう身につけるか―ワーク型授業の事例―」
  3. さいたま岩槻キャンパスの事例から
    「学生の自己変容に向けた学びを支える
    ―看護の対象となる人々の多様性・複雑性に対応しうる能力育成に向けて―」
  4. 短期大学部におけるフィールド教育の実践事例報告

◆「IR報告」
IRコンソーシアム調査速報値
(高等教育研究所・IR推進部門)

対象者 教員221名(71.3%)
2020年度
第1回 全学FD研修会
開催日 2020年9月11日~9月17日
実施方法 オンデマンド研修
概要 (1) コンプライアンス教育・研究倫理教育
(2) 研究成果報告
(3) 授業と評価に関する研修
対象者 教員329名(100%)
第2回 全学FD研修会
開催日 2021年2月10日(オンデマンド配信2/10~2/17)
実施方法 ライブ配信とオンデマンド配信による研修
概要

(1) 講演(ライブ配信) ※公開講座終了後からオンデマンド配信
「アフターコロナを見据えた大学のアクティブ・ラーニング」
講師:中井 俊樹 氏(愛媛大学 教育・学生支援機構 教授)

(2)「授業実践の事例紹介・説明動画 ~本学の実践例から学ぶ~」
◆「遠隔授業の実践事例」(全16件)

  1. 「障害児保育」におけるブレイクアウトセッションを用いた事例検討の実践
  2. 対面式・遠隔式を併用した授業の実践事例
    ―保育内容演習「身体表現」を通して―
  3. ZoomとPPT(パワーポイント)を使って模擬授業を実施
  4. 同時双方向型の授業実施のための机上環境
  5. ICTを活用した「特別活動・総合的な学習の時間」と「道徳教育」クラスの連携教育実践
  6. 聴覚障がいの受講生を想定した「オールインワン」型講義の実践
  7. 情報系基礎教育科目におけるG Suite for Educationを活用した実践事例
  8. デザイン系演習科目における書画カメラを用いた同時双方向型遠隔講義の実践
  9. 同時双方向型を用いた合同ゼミナールにおける社会貢献活動の実施
  10. 「生涯学習概論」における対話型学習の実践
  11. 遠隔授業方式におけるディベート形式授業の実践例
  12. コロナ禍におけるオンライン授業設計
    ~解剖学スタジオ教室から黒板授業を展開~
  13. 対面とオンラインのハイブリッド形式で実施した障がい当事者協力による支援演習
  14. 「スポーツ・健康B」における学生参加型課題の実践や飽きさせない工夫の実践
  15. 母性看護方法演習 演習授業の工夫
    ―不安の中のモチベーション維持と遠隔でも体感できる技術演習を目指して―
  16. ICTを駆使したハイブリッドな「老年看護方法演習」の実践

◆「IR報告」
IR報告:遠隔授業と学生の実態(高等教育研究所・IR推進部門)
※アンケート調査結果をもとに報告

対象者 ライブ配信:教員208名(67.8%)
オンデマンド参加:教員291名(91.9%)
2019年度
第1回 全学FD研修会
開催日 2019年9月18日
実施方法 新宿キャンパスでの対面研修
概要 (1) コンプライアンス教育・研究倫理教育
(2) コンプライアンスをめぐる本学の状況
(3) 研究成果報告会
対象者 教員243名(76.4%)
第2回 全学FD研修会(FD・SD研修会)
開催日 2019年11月30日
実施方法 新宿キャンパス(研心館)での対面研修
概要

(1) 講演
「学習者の多様性とこれからの大学―障がい学生の支援と今後の大学の在り方―」
講師:ピーター・バーニック氏(長崎大学 障がい学生支援室 助教)

(2)「目白大学の取り組みと各キャンパスの現状」

  1. 趣旨説明「本学の障がい学生の受入推移・本学の組織体制の概要」
  2. 「新宿キャンパスでの現状と学修に向けた相談の実際」
  3. 「さいたま岩槻キャンパスの学生支援の実際」

(3) シンポジウム「多様性と大学における学修の支援に向けて」
・パネリスト:(2)の登壇者
・コメンテーター:ピーター・バーニック氏

対象者 教員189名(59.4%)、職員71名(64.0%)