平成28年7月26日、本学(目白大学・目白大学短期大学部)は、社会福祉法人三篠会(みささかい)と包括連携協定を締結しました。広島市安佐北区に本部を置く同法人は昭和43年に設立。広島だけでなく東京、神奈川、大阪にも多くの社会福祉施設や保育園を開設しています。そのうちのひとつ、新宿区にある高齢者福祉施設「神楽坂」は、特別養護老人ホームやデイサービスなどを運営。1階の地域交流スペースを利用し、本学と「神楽坂」が連携する「コラボプロジェクト」は、平成26年度から現在まで継続的に展開しています。 今後は、同法人が運営する施設全般において、地域交流イベントの実施に加えインターンシップや介護・保育実習などを予定。地域福祉の向上に寄与することを目指しています。
大学・短期大学部が社会福祉法人三篠会と包括連携協定を締結しました('16.08.02)研究・社会貢献
Research and Social Contribution産学・地域連携活動の紹介
産学・地域連携への取り組み
本学の教員のさまざまな分野の研究成果を産業界や地域社会の課題解決につなげるべく、教職協働の下に、企業等との包括連携協定による事業の実施、共同研究や受託研究の推進、産学連携イベントへの出展などを展開しています。
また、本学は、「開かれた大学」として、地域や企業等の課題解決に貢献すべく本学の産学官連携ポリシーを定め、地域連携・研究推進センターを中心に様々な活動を行っています。
産学官連携ポリシー
産学官連携ポリシー包括連携協定一覧
協 定 先 | 締 結 日 |
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ナポリアイスクリーム | 2014年10月3日 |
米屋株式会社 | 2015年3月9日 |
西武信用金庫 | 2016年2月23日 |
新宿区 | 2016年3月18日 |
さいたま商工会議所 | 2016年5月17日 |
社会福祉法人三篠会(高齢者福祉施設「神楽坂」) | 2016年7月26日 |
さいたま市 | 2016年10月28日 |
としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会 | 2017年2月10日 |
株式会社一藝社 | 2017年2月14日 |
一般社団法人日本イベントプロデュース協会 | 2017年3月1日 |
ハッピーロード大山商店街振興組合 | 2018年2月1日 |
活動実績の例
社会福祉法人三篠会(高齢者福祉施設「神楽坂」)との包括連携協定を締結
(短期大学部)
株式会社ナポリアイスクリームとの包括連携協定に基づく新商品開発等
(短期大学部)
平成26年10月3日に、本学(短期大学部)は株式会社ナポリアイスクリームとの間で相互発展、学術研究の推進、人材育成などを行う包括的な産学連携協定を締結しました。
ナポリアイスクリームは昭和28年に創業した老舗のアイスクリーム製造・販売会社で、ジェラートショップ「ジェラテリア ラ・ナポリ」を都内で展開しています。本学は同社との包括連携協定に基づき在学生から学内コンテストで新商品のアイディアを公募し、入賞作品は入賞学生の立会いのもと、同社で実際に製造して直営店で販売します。店頭での販売には学生も携わるほか、同社へのインターンシップや実習、相互連携によるイベントの実施など、技術交流だけでなく人材育成や地域の活性化に関する多面的な活動を展開していきます。
医療現場における患者中心型デザインワークショップ手法を用いたオゾン水生成装置の普及戦略の検討(石川金属機工株式会社との共同研究)
本学人間学部子ども学科の西山里利専任講師が、看護師としての視点に基づく研究「患者中心型デザインワークショップ手法を用いた看護用具・用品開発の支援」を産学連携イベント「コラボさいたま2013」(平成25年11月/さいたまスーパーアリーナ)に出展したところ、医療現場等へのオゾン水生成装置の普及を目指して同イベントに出展していた石川金属機工株式会社(本社・埼玉県川口市)のエンジニアがこの内容に着目。慶應義塾大学からも共同研究者が加わり、平成26年から正式に本学と同社との共同研究活動を開始しました。水道水から殺菌・消臭作用を持つ高濃度オゾン水を生成する装置を、医療看護分野でのニーズ調査やインターフェースの検討・評価などを踏まえて効率的に普及させていくことを目指しています。
石川金属機工株式会社はこのオゾン水生成装置の開発に際して、埼玉県による次世代産業参入支援事業としての公的資金助成も受けています。産学連携イベントでの出会いから生まれた、産学官の3者連携による先端研究の典型例といえるでしょう。
LINEを題材とした情報モラル映像教材の研究開発
(遠鉄システムサービス株式会社からの受託研究)
介護福祉士養成課程向けの医療的ケア手技解説映像の研究開発
(株式会社建帛社からの受託研究)
本学社会学部メディア表現学科の西尾典洋専任講師は、会社・学校など特定の組織に特化した、教材向けやマニュアル向けの映像コンテンツの制作支援を研究テーマの一つとしています。その手法を活用して、これまでに上記の受託研究を実施しています。
LINEを題材とした情報モラル映像教材「CoCoral(ここらる)」の開発は、静岡県浜松市のIT企業、遠鉄システムサービス株式会社からの委託を受け、静岡大学の阿部圭一名誉教授、杉山岳弘准教授、浜松市立高等学校の矢頭勇教諭、静岡県立浜松南高等学校の新村桂司教諭と西尾講師との共同研究によって行いました。近年流行しているLINEアプリについて、その利点を理解するとともにアプリ特有の問題点について考えさせる教材です。
介護福祉士養成課程向けの医療的ケア手技解説映像の開発は、福祉関係の専門書を多く刊行する建帛社からの委託に基づき、本学人間学部人間福祉学科の荏原順子教授、十文字学園女子大学の柊崎京子教授、東京YMCA医療福祉専門学校介護福祉科の倉持有希子学科長らとの共同研究によって行いました。介護福祉士養成課程に新たに採り入れられた「喀痰吸引」や「経管栄養注入」などの医療的ケア業務について、学習者が内容をわかりやすく理解するための手技見本映像を制作。介護福祉士養成課程での実技演習の教育効果を上げる新たな映像教材として期待されています。
目白大学地域連携・研究推進センター岩槻分室
地域連携事業
事業名称 | 事業目的・概要 |
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車いすテニスプレーヤー支援 <埼玉県車いすテニス協会との連携> |
学内のテニスコートを練習場所として提供するほか、パラリンピック出場を目指す選手を含む車いすプレーヤーと一般プレーヤーとの交流の機会を作るなど、埼玉県車いすテニス協会と連携して障害者スポーツ支援と普及に貢献しています。 |
地域交流イベント流しそうめん ※2020年度からは学内でのイベント開催に代わり家庭でもできる「流しそうめんコースキット」の作製、配付を行っています |
大学が有する自然資源の竹を使った流しそうめん企画です。区役所や就労支援事業所のほか多くの団体の協力を得て、地域住民の交流の場を作ります。また、流しそうめんで使用した竹は竹炭にして、近隣の畑等に活用していただくチャリティーも行っています。 |
『ぼっとう』~土にふれる、陶芸にふれる~ | 大学内の陶芸室で、専門家の指導を受けながら地域の方に陶芸を楽しんでいただいています。障がいや年齢に関係なく、どなたでも成形から本焼きまで体験できます。 |
目白大学アクティブサポートセンター | 市民のための自主活動グループの運営をサポートし、地域在住の高齢者が健康に仲間づくりと活動を楽しむ機会を提供します。また、作業療法の視点を活かし、健康増進の為の生涯学習教室や手工芸教室も区内公民館などで行います。 |
区内就労支援事業所との連携 | 区内就労支援事業所で作られた有機野菜、焼き菓子や手作り小物などの販売を支援しています。学生ボランティアによるイベントへの出店サポートのほか、製作現場の見学を通じて地域の障がい者と本学学生・教職員との交流を図ります。 |
革細工つくり隊 in 目白大学 | 学生ボランティアとともに実施・運営しています。大学における革細工体験教室、近隣の高齢者施設への訪問革細工体験教室、人形の里アートフェスティバルへの出展等様々な活動を行っています。 |
さいたま商工会議所& 目白大学医療機器等開発マッチング (=SMAP事業) ※SMAP事業(Saitama Mejiro Active Project) |
目白大学とさいたま商工会議所が連携し、医療現場のニーズとものづくり企業の技術マッチングを行います。生活の質の向上や病棟業務の効率化、医療事故防止などにつながる新たな医療機器等の開発を目指します。 |
柏崎小学校チャレンジスクール支援 | さいたま市が取り組む「チャレンジスクール」を通して、岩槻区柏崎小学校の課外活動を支援します。チャレンジスクールを通して様々な体験活動や学習活動を行うことにより、子どもたちの豊かな人間性が育まれる環境づくりを推進しています。 |
柏崎地区社会福祉協議会の活動支援 | 岩槻区柏崎地区社会福祉協議会の高齢者を対象としたレクリエーション活動を中心に、夏祭り、敬老会のお手伝い等地域の活動支援を行っています。また、学生の実技試験の模擬患者役で協力していただくなど、相互交流を促進しています。 |
健幸ブース | 目白大学の学園祭である「桐榮祭」において、理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚学科・看護学科がそれぞれの専門分野の特色を活かして「健幸ブース」を設置し、来場者に健康チェックやストレッチなどを体験していただきます。 |
産学連携イベントへの出展(出展者の所属・職位は当時のもの)
主に首都圏で開催される大型の産学連携イベントに本学の教員が研究成果を出展することを奨励し、出展に伴う諸業務を大学事務局研究支援課が全面的にサポートしています。
最新の研究成果を社会に広くアピールする機会となるだけでなく、企業活動や公的事業の中で先端研究の実用化を目指す企業関係者等と直接出会う産学官のマッチングの場として広く活用されており、教員にとっては自身の研究のさらなる発展の可能性を、本学にとっても保有する知財を社会へ還元することによる社会貢献の実例を生み出す場となっています。
イノベーション・ジャパン ~大学見本市&ビジネスマッチング~ |
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2012年9月 | 企業等で働くうつ病休職者の客観的判定方法と復職支援の開発 | 保健医療学部作業療法学科 専任講師 近藤 智 |
2013年8月 | 断酒・節酒・禁煙に向けての自習式ワークブック | 人間学部心理カウンセリング学科 准教授 原田 隆之 |
2014年9月 | コミュニケーションを円滑に進めるための視線の開発 | 保健医療学部言語聴覚学科 教授 内山 千鶴子 |
2015年8月 | うつ病休職者の効果的な職場復帰支援及び再発防止に向けたセルフパッケージの開発 | 保健医療学部作業療法学科 准教授 近藤 智 |
2017年8月 | 看護用具・用品開発における看護実践体験の言語化支援 | 人間学部子ども学科 准教授 西山 里利 |
2018年8月 | 看護用具・用品の創出支援に向けたワークショップ手法の開発 | 人間学部子ども学科 准教授 西山 里利 |
彩の国ビジネスアリーナ (同時開催「産学連携フェア」) | ||
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2012年1月 | 認知行動療法による禁煙・断酒指導プログラムの開発 | 人間学部 心理カウンセリング学科 准教授 原田 隆之 |
企業で働くうつ病休職者の復職支援の研究及びその利用について | 保健医療学部 作業療法学科 専任講師 近藤 智 |
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英会話力養成システム作成についての研究 | 保健医療学部 作業療法学科 教授 西方 毅 |
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2013年1月 | インクルーシブデザインワークショップの手法を用いた看護用具・用品の開発支援 | 人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
ゲーム機に対する保護者設定ペアレンタルコントロールの普及に関する研究 | 社会学部 メディア表現学科 教授 原 克彦 |
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まちづくり学習プログラムの開発と体系化 | 社会学部 地域社会学科 教授 大西 律子 |
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ヘルスプロモーションプログラム(自分でできる健康法)開発研究 | 保健医療学部 理学療法学科 教授 奈良 雅之 |
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2014年1月 | 患者中心型デザインワークショップ手法を用いたナースカートの検討 | 人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
職場におけるメタボリックシンドローム発症予防の取り組み ~長期的効果とフォローアップ~ | 保健医療学部 理学療法学科 准教授 万行 里佳 |
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2015年1月 | まちづくりリーダー育成支援のためのプログラムデザイン ~インタビューメソッド活用型ラーニングパッケージの開発~ | 社会学部 地域社会学科 教授 大西 律子 |
患者中心型デザインワークショップ手法を用いたオゾン水生成装置の普及戦略の検討 | 人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
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2016年1月 | 中小企業を対象としたメンタルヘルス対策及び、リワークプログラム活用による「定量的評価」の復職判定法の開発 | 保健医療学部 作業療法学科 准教授 近藤 智 |
2017年1月 | がんピアサポーターに関する研究 | 看護学部 看護学科 教授 風間 眞理 |
勤労者のこころの健康支援・復職支援 | 保健医療学部 作業療法学科 准教授 近藤 智 |
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2018年1月 | 会話力UP!DVDを活用したプログラム | 保健医療学部 作業療法学科 専任講師 後藤 多可志 |
2019年1月 | 集団式体感音響装置によるリラックスの提供 | 人間学部 人間福祉学科 教授 矢島 卓郎 |
コラボさいたま ~さいたま商工見本市~ | ||
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2012年11月 | 認知行動療法による禁煙・断酒指導プログラムの開発 |
人間学部 心理カウンセリング学科 准教授 原田 隆之 |
平均と分散に順序制約がある場合の2つの正規母集団の平均の推定 |
社会学部 社会情報学科 教授 張 元宗 |
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犯罪からの子どもの安全 系統的な「防犯学習教材」研究開発・実践プロジェクト |
社会学部 メディア表現学科 教授 原 克彦 |
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新生児聴覚スクリーニングを国内外の全新生児に ~サイトメガロウイルス感染症検出簡易キットの開発~ |
保健医療学部言語聴覚学科 教授 坂田 英明 |
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2013年11月 | 患者中心型デザインワークショップ手法を用いた看護用具・用品開発の支援 |
人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
クレームタイプとパーソナリティ特性との関連 |
人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
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子どもを守るペアレンタルコントロール(保護者設定)の普及に関する研究 |
社会学部 メディア表現学科 教授 原 克彦 |
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地域の総合的な人材活性化を支援するプログラム ―まちづくりのソフトパワー開発に資するコンサルティングフレームの提案― |
社会学部 地域社会学科 教授 大西 律子 |
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問題解決療法を用いたメタボリックシンドローム発症予防の試み |
保健医療学部 理学療法学科 准教授 万行 里佳 |
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2014年11月 | ワークショップ手法を用いた看護用具・用品開発の支援に関する研究 |
人間学部 子ども学科 専任講師 西山 里利 |
クレーム発信に関する消費者教育手法の提案 |
社会学部 社会情報学科 准教授 田中 泰恵 |
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特定ドメイン向け知識映像コンテンツの開発・制作支援 |
社会学部 メディア表現学科 専任講師 西尾 典洋 |
新宿高島屋「大学は美味しいフェア!!」 | ||
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2013年5月 | 健康に美味しいメジロン(マカロン)、メジゾーどら焼きの販売 | 目白大学短期大学部製菓学科 |
2014年5月 | "米粉"をキーワードに「メジゾーどら焼き」と「米粉しっとりパウンドケーキ」を販売 | 目白大学短期大学部製菓学科 |
2015年5月 | 学生のアイデアを(株)ナポリアイスクリームが製品化した「ジャパニーズジェラート」、老舗和菓子屋「なごみの米屋」と共同企画開発した「メジゾーどら焼き」を販売 詳細はこちら |
目白大学短期大学部製菓学科 |
2016年5月 | (株)ナポリアイスクリームとの共同開発「フルーツジェラート」、老舗和菓子屋「なごみの米屋」と学生のコラボ商品「冬の大福」を販売 詳細はこちら |
目白大学短期大学部製菓学科 |
2017年5月 | (株)ナポリアイスクリームとの共同開発「ヘルシージェラート」、老舗和菓子屋「なごみの米屋」と学生考案パッケージ仕様のコラボ商品「短大ひとくち羊羹」を販売 詳細はこちら |
目白大学短期大学部製菓学科 |
地域連携・研究推進センターでは、地域の皆様や近隣企業の皆様より、大学の地域連携に係る活動についてご意見を募集しております。
下記お問い合わせ先までご連絡ください。
目白大学・目白大学短期大学部 地域連携・研究推進センター
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