外国語学部

中国語学科

Department of Chinese Language Studies 新宿キャンパス

学科からのお知らせ

  • 中国語学科
  • 学科からのお知らせ
  • 新宿
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

中国語学科が"中国語と「好き」を仕事につなぐ"をテーマに特別講義を行いました

1月14日(水)、外国語学部中国語学科では、2025年度「中国語キャリア チャレンジ支援」特別企画の一環として、YouTubeチャンネル「李姉妹ch.」で活動する李姉妹のしーちゃんを講師に迎え、特別講義を開催しました。
本企画は、中国語を学ぶ学生が、語学を将来どのように社会や仕事と結びつけていくのかを具体的に考えることを目的として実施しているものです。

講演の冒頭では、しーちゃん自身の生い立ちについて語られました。中国にルーツを持ちながらも、家庭では「日本で生活するためには日本語をしっかり身につけたほうがよい」という考えのもと、日本語中心の環境で育ったため、幼少期に触れていた中国語は次第に生活から離れていったといいます。中学や高校時代には中国語を使う機会もほとんどなく、大学進学時点では、中国語は「できる言語」とは言えない状態になっていました。

再び中国語と向き合うきっかけとなったのは、大学で第2外国語として中国語を選択したことでした。中国語学科ではなかったものの、当時は履修者も多く、比較的身近な外国語として学び始めたといいます。1年次には週4回の授業でピンインから読み書きまで基礎を徹底的に学び、2・3年次には映画字幕翻訳など少人数制の授業を選択し、時間をかけて中国語の運用力を高めていきました。この時期に培った「読む・書く」力が、後の活動の大きな土台になったと振り返りました。

大学卒業後は日系企業に就職し、約3年間社会人として勤務しました。中国語を直接使う仕事ではありませんでしたが、組織の中で働く経験や、社会人としての基礎的な感覚は、現在の仕事にも大きく生きているといいます。転機となったのは、退職を控えた時期に姉とともに始めたYouTube活動でした。当初は次の進路を考えるまでの試みでしたが、登録者数は徐々に増え、退職時には3万人を突破。収益化の条件も満たしていたことから、本格的に取り組むことを決断し、現在の活動へとつながっていきました。「ネイティブでもあり、学習者でもある、自分の立ち位置が強みになった」という言葉は、多くの学生の印象に残りました。

質疑応答の様子
質疑応答の様子

現在は、YouTubeでの動画制作を軸に、中国語学習関連の書籍執筆やイベント出演、企業タイアップ動画の制作など、活動の幅を広げています。HSKのイメージキャラクターとしてポスターやイベントに出演するほか、HSKと連携したオンライン留学プロジェクトにも継続的に関わり、これまでに18回、累計1500人以上が参加する取り組みとなっています。また、家庭の味を生かした冷凍餃子の販売や、オリジナルブランドの立ち上げ、ネットショップだけではなく、高島屋でのポップアップストア出店など、販売やサービス分野にも挑戦してきました。

講演では成功談だけでなく、就職活動や退職の判断など、自身が「失敗だった」と感じている経験についても率直に語られました。自分の好きなことや得意なことを十分に分析しないまま就職活動を進めてしまったこと、中国語をどのように仕事につなげるかを考えないまま社会に出てしまったことなどを振り返りながら、「中国語だけで仕事を探すのではなく、中国語×何かという視点を持つこと」「今は仕事にならなくても、やってみたいことを続けてみることが、将来につながる場合がある」と学生に向けて語られました。

講演後には約30分間にわたり質疑応答が行われました。テーマを限定せず、学生からの質問をきっかけに、留学についての考え方や、中国語から長く離れることで中国人としての感覚をどのように保てるのかといった点など、話題は多岐にわたりました。

本講演は、学生にとって自分自身の学びや将来を見つめ直す貴重な機会となっただけではなく、中国語を学ぶことの先に広がる多様な可能性を具体的に示す機会として、大きな意義を持つものとなりました。

※本講演は、「中国語キャリア チャレンジ支援特別企画」(2025年度目白大学特定学修支援団体チャレンジ企画)の一環として実施されました。
https://mejiro-chinese.jp/special2025/