外国語学部中国語学科・伊藤大輔准教授が、10月3日(土)に目白大学で開催された「中検スピーチコンテスト」(一般財団法人日本中国語検定協会 主催)で、「"您貴姓?"は実用的か!?」と題した「中国語ミニ講座」を行いました。
"您貴姓?"(お名前は何とおっしゃいますか)は、中国語を学び始めるとすぐに習う、相手の名字を丁寧に尋ねる表現です。多くの教科書でも、自己紹介のフレーズとしてよく扱われます。しかし、伊藤准教授によると、実際に現地でそのような場面に出会う確率はそれほど高いとは言えないそうです。
では、"您貴姓?"は実用的ではないのかというと、決してそんなことはなく、現地で出会うことがあるので覚える必要はあるそうです。ただし、この表現に出会うのは自己紹介の場面ではなく、ホテルやレストランで予約者を確認する場面に使われているようです。

以上のような例を通し、言葉を学ぶ際は、表現そのものを学ぶだけでなく、それがどのようなタイミングで用いられるかを学ぶことが重要であるという問題提起がなされました。
その他、"掃"(QRコードをスキャンする)"袋子"(レジ袋)"忌口"(食べられないもの)といった、一般的な教科書であまり扱われない割に現地生活でよく耳にするいくつかの表現についても紹介され、ネイティブスピーカーらしい参加者の方がしきりに頷く場面も見られました。
中国語学科では、教科書で学ぶ表現を実際の使われ方から見直すなど、ことばを多面的に学ぶ機会を提供しています。

