外国語学部日本語・日本語教育学科の金庭久美子ゼミでは、日本語学習者に日本文化を伝えることを目的に日本文化探索活動を行っています。
去る6月6日(金)に大手町にある天理ギャラリーで行われていた「文豪たちの自筆展 漱石・子規・鴎外」を鑑賞しました。
夏目漱石・正岡子規・森鴎外の三人は、近代文学の先駆者として、大きな影響を及ぼしています。この展覧会では、この三人の直筆の書簡のやりとりや原稿を通して、三人の関係性やそれぞれの作品の背景を知ることができました。
学生たちは、
- 漱石、子規、鴎外たちのつながりや直筆の原稿など希少な資料を見ることが出来てよかった。当時の雑誌の形態や小説が投稿されていたであろう軌跡を感じることが出来たと思う
- 多くの原稿に何度も修正された跡が残っており、名作とされるものでも最初から完璧だったわけではなく、何度も書き直した末に世に出たのだと思うと、少し身近に感じられた
- 子規の闘病生活を支えた漱石との交流や、鴎外が翻訳や評論を通して新しい文学の枠組みを模索していた姿勢も深く心に残った