外国語学部日本語・日本語教育学科の金庭久美子ゼミでは、日本語学習者に日本文化を伝えることを目的に日本文化探索活動を行っています。
去る6月27日(金)、上野にある東京国立博物館で行われていた「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」を鑑賞しました。
このイベントは映像を用いて、アニメの原点を探る形で、過去から現代までの流れを紹介するものでした。
学生たちは、
- 日本のアニメは生命の無い絵に声や音、動きを与えている一種のアニミズムだと感じた。鳥獣人物戯画や信貴山縁起絵巻など昔からアニメに通ずるものが存在していて、日本のアニメは誕生するべくして誕生したと感じた。
- イマーシブシアターの映像を観て、日本の美意識が昔から一貫して受け継がれていることがよくわかった。縄文土器や、はにわの時代から現代のアニメまで、時代が変わっても日本人に共通する美意識があるのだと実感した。特に、鳥獣人物戯画の擬人化や、信貴山縁起絵巻の動きの描き方など、現代のアニメーションにも通じる表現が12世紀には既にあったというのには非常に驚いた。