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特定場面を想定し、学生が話し合う -
学生同士で出た意見をまとめていく
今回は、保健医療学部作業療法学科3年生が受講する「精神機能作業療法治療学」の授業の様子を紹介します。(担当教員:近藤智准教授、佐藤佐和子准教授、菅澤延之助教)
この科目では、精神科作業療法の現場で求められる治療・介入・支援の方法論や技法を、講義と演習を通して学びます。精神機能作業療法治療学は、演習と一体的に構成されており、知識の定着と実践力の養成を目指しています。
6月2日(月)の授業では、ロールプレイを通じて「ソーシャルスキルズトレーニング(SST)」の練習を行いました。SSTは、対人関係や社会生活における具体的なスキルを身につけるための支援技法で、精神科作業療法の中でも重要なアプローチの1つです。
学生たちは、特定の場面を設定し、役割を決めて実際に対話を行いました。この度の演習中は、「自分の意見をどのように相手に伝えたらよいか」「苦手な課題をどのように解決するか」といった課題について話し合いました。また、ロールプレイ後には、教員がフィードバックを行い、お互いの工夫や改善点を共有しました。
今後も、精神科領域の作業療法を実践的に学び、専門性を高めていけるよう目指していきます。