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子ども学科の山中智省専任講師が編著者を務めた『小説の生存戦略』が刊行されました

人間学部子ども学科の山中智省専任講師が編著者として執筆した『小説の生存戦略―ライトノベル・メディア・ジェンダー』が刊行されました。本書は2006年から14年にわたり、若年層向けのエンターテインメント小説であるライトノベルを研究し続けてきた「ライトノベル研究会」の活動の集大成であり、小説が現代の多様な文化の中で受容者を獲得して拡張する可能性、サバイブする戦略を、多角的な視点から解き明かした研究書です。

映画、マンガ、アニメ、ゲーム、テレビドラマ、Webサイトなど、活字で書かれた小説でなくとも、現代文化ではさまざまなメディアを通じて物語が発信され、受容されています。多様な表現ジャンルの価値がフラット化している今、本書は「第1部 拡張する現代小説」、「第2部 創作空間としてのメディア」、「第3部 文化変容とジェンダー」に収録された数々の論文やコラムを足掛かりに、「小説にはどのような可能性があるのか」に迫っていきます。具体的には、現代の小説の枠組みを確認するために、マンガやアニメ、ゲームなどのサブカルチャーを雑食的に取り入れて発展・成熟を遂げてきたライトノベルの方法や様式を検証した上で、ジャンル間を越境してコンテンツを接続するメディアミックスのあり方、図書館や教育での小説の位置、ジェンダーや2・5次元との関係性なども照らし出しています。また、巻末には「ライトノベル研究のこれまでとこれから」と題した座談会を収録し、ライトノベル研究会の活動をふり返りながら研究動向の整理を行っています。

なお、本書は大学生向けテキストとしての利用も想定した内容となっています。これから現代文化について学んでみたいという方は、ぜひ手に取って頂ければと思います。

『小説の生存戦略―ライトノベル・メディア・ジェンダー』

編著者:大橋崇行・山中智省
発 行:青弓社
発行年月:2020年4月