人間学部

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Department of Child Studies 新宿キャンパス

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子ども学科・西山里利ゼミが特別講義「HPS の役割と支援の実際」をオンライン開催しました

  • HPSとしての援助の実際

11月26日(土)、人間学部子ども学科西山里利ゼミが、子ども学科卒業生で現在Hospital Play Specialist(以下HPS)として活躍する原山千咲氏(東京都立小児総合医療センター:HPS・保育士)の特別講義をオンラインにて行いました。

HPSとは、遊びを用いて医療環境をチャイルドフレンドリーなものにし、病児や障がい児が医療とのかかわり経験を肯定的に捉えられるようにするため、医療チームの一員として働く専門職です(HSP Japan Webサイトより)。
HPSとして3年目となる原山氏から「HPSの支援と役割」、「重症心身障がい児へのかかわり」についての講話と共に、キャリアデザインに関する講義として、在学中どのように過ごし、その後どのようにキャリアアップしてきたかについても具体的にお話しいただきました。

病気をもつ子どもと家族の援助については、子どもにとっての当たり前を取り戻すことや遊びを保障することの重要性について、事例を交えて解説いただきました。そして、保育士とHPSに共通する「子どもとかかわるときの基本姿勢」として、子どもと一緒に遊びを楽しむ大人でいること、遊びは世界共通言語であり遊びでコミュニケーションを取ること、その子どもが本来持っている力を発揮できるようにすること、その力を十分に引き出すこと、結果ではなく過程を認め評価すること等について、詳しくお話しいただきました。

今取り組んでいることから次の目標ができ、その目標を達成したら、また次の目標に向かって進む先輩の姿は、在学生の今後のキャリアデザインにも良い影響をもたらすものと考えます。
西山ゼミでは、今後も卒業生とのつながりを生かして、子どもの援助・子育て支援や就活について考える機会を設けていく予定です。

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