人間学部

子ども学科

Department of Child Studies 新宿キャンパス

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子ども学科4年生が「教職実践演習」でグループワークを行いました

  • 模擬保護者会ロールプレイの様子

現在、人間学部子ども学科4年生は、幼稚園教諭免許取得に向けた必修科目「教職実践演習」に取り組んでいます。この授業は、4年間の学びの集大成として位置づけられています。

11月28日(金)からの5週間は、クラスを小グループに分け、5名の教員によるオムニバス形式の演習を行いました。学生たちは以下のテーマについて、ディスカッションやロールプレイを通して理解を深めました。

1.多様な子どもへの理解:
インクルーシブ保育の事例検討(担当:白取)

インクルーシブ保育を行うためには、保育者同士のコミュニケーションが不可欠になります。そのため、多様な子どもを含めた保育場面や状況下において、どのように集団で意思決定していくのかをロールプレイを通して体験しました。受講生の感想の中には、集団で意思決定していくプロセスをグループで分析する中で、自分の考え方の特徴に気が付いたり、お互いの良さを再確認したりすることにも繋がったという感想がありました。

2.キャリアへの向き合い方:
保育者に求められる社会性とコミュニケーション力(担当:原)

対大人としての適切・不適切なコミュニケーションについて解説し、DESC法によるアサーション法を考える演習を行い、最後に援助要請に関する自己診断を行いました。学生の感想としては、「『コミュニケーションは誤解の上に成り立っている』という視点から、相手の意図を確認する質問の重要性を実感できた」「感情的にならず、D描写する、E表現する、S提案する、C選択するのプロセスが、人間関係を円滑にする有効な手段であると理解した」「援助要請に自律的、依存的、関係志向的、回避的などのタイプがあることを面白く感じつつ、自分の弱点(抱え込みすぎる、あるいは頼りすぎる)を自覚する機会となった」ことが述べられていました。

3.保護者対応の実践:
模擬保護者会のロールプレイ(担当:北田)

これまでの実習経験を基に「クラスだより」を作成し、その内容を紹介する形式で模擬保護者会を行いました。保育者役は保護者に伝わりやすい話し方を実践し、保護者役は「預ける側の気持ち」になって参加しました。終了後には相互にフィードバックを行い、保護者との信頼関係を築くための対話力を養いました。

4.チーム保育の力:
保育カンファレンスの実践(担当:松永)

子どもの行動の理由を理解し援助方法を考えるワークを行いました。魚図鑑に夢中な子どもたちが「水族館」を生み出していく事例について写真や動画を通して学びました。さらに、学生同士で援助方法を話し合い発表しました。活発な意見交換を通して、さまざまな視点から子どもの経験を捉えること、援助のアイデアを得ることの重要性を学びました。

5.接続期の課題:
幼小連携に関する理解(担当:笹川)

幼稚園などの保育と小学校以降の教育の違いについて確認し、現在求められている幼児期の教育について学びました。そのうえで、幼稚園での子どもたちの成長を小学校に結びつける「要録」をどのように記入するか検討しました。また、幼児期の5領域が小学校の教科とどう結びつくのかを幼稚園教育要領に即して考え、グループで検討しました。


それぞれの演習を通して、学生たちは現場で求められる実践的なスキルや思考力を再確認しました。4月から自信を持って幼児教育・保育の現場に立てるよう、卒業のその日まで学びを深めていきます。

(科目担当:松永愛子・原孝成・白取真実・笹川啓一・北田沙也加)

  • 幼児期の学びがどのように小学校教育につながるか、
    グループで検討中
  • インクルーシブ保育について話し合い考えます