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当事者のお二人からお話しいただきました -
真剣に聞き入る学生たち
5月12日(月)、人間学部人間福祉学科の3年生必修科目「福祉と人権」(担当:越田明子教授)で、B型肝炎ウィルスに感染した当事者の方々をお招きし、「B型肝炎ウィルス患者の経験から学ぶ人権」についてお話しいただきました。
幼少時の集団予防接種における注射針の使いまわしによって、B型肝炎ウィルスに感染した経緯や病変、苦痛についてご説明いただきました。また感染していることによって家庭や学校、職場、医療機関などでいわれのない差別や偏見に悩まされた事例をご紹介いただきました。そして、標準予防策をとっていれば感染を恐れる必要がないことも学びました。
学生同士の意見交換では真剣に話し合いました。
学生からは、以下のような意見や感想が寄せられ、新たな学びを得る機会となりました。
<学生の声>
・正しい知識を持たないことが、感染した方を苦しめる要因になると知り、どんなことでも知識を持ち、その立場に立つ人の気持ちを想像していく必要があると学ぶことができました。自分の周りで起こっていなくても正しい知識を持ち周りに伝わっていくことで、差別や偏見のない社会につなげることができると思いました。
・もっとこの問題について知っていく必要があると感じました。家族にも感染していることを話すことが出来ないと聞いて、この問題が深刻であることを知りました。今日の講義を受けなければ、知ることができないことが多かったため、今回の講義はどれも興味深く感じました。
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体験談から深く考えることができました -
差別や偏見のない社会をどのようにつくるか
話し合いました -
学生同士での意見交換 -
厚生労働省のパンフレット