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講義では新宿区のデータの紹介もありました -
事例への対応についてグループで話し合いました
6月27日(金)に、人間学部人間福祉学科の越田明子ゼミ(人間福祉学専門セミナー)で、「認知症サポーター養成講座」を開催しました。
この養成講座は、国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)に基づく取り組みです。認知症サポーターは、認知症に関する正しい知識と理解を持って、地域や職域で、認知症の人やその家族を対等の目線で温かく見守り、手助けする人のことをいいます。
この講座は、今年度で3回目になります。新宿区役所福祉部高齢者支援課、落合第二高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)との連携による企画で、ゼミの3年生が受講生の募集をはじめ当日の準備を担いました。
講座では、認知症の症状や診断治療、予防についてなどの考え方、コミュニケーションについて学びました。認知症の方が抱える困りごとの事例では、初対面の学生同士がグループワークを通して対応策について意見交換しました。
受講生のアンケートでは、認知症の人やその家族に対して「優しく声掛けすること、見守ること、知っている範囲、できる範囲で相談にのりたい」「誰にも起こる可能性のあるものなので、認知症の方またその家族方が安心して生活できるように接したい」といった回答が多くありました。
また「認知症サポーターとして、何か行動してみたいと思いますか」という質問に、参加者の9割以上が「はい」と回答し、「今日学んだことを生かして、ゆっくり丁寧に否定せずコミュニケーションを取りたい」「認知症に対しての偏見を少なくして行きたい」という意見がありました。
受講後には認知症サポーター養成講座修了証とオレンジリングをいただきました。
次年度も継続して取り組んでいく予定です。
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クイズ形式で授業を振り返りました -
リニューアルされたテキスト -
オレンジリング