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平成29年度 目白大学心理カウンセリングセンター 公開セミナー

平成29年度 目白大学心理カウンセリングセミナー チラシ
チラシ(PDF)

今年度で目白大学心理カウンセリングセンターも開設18年目を迎えました。おかげさまで医療や教育、福祉、産業など他領域との連携も深め、地域資源として多くの方にご利用いただいております。その間に、心理臨床に求められる役割も多様化し、専門家には基礎と実践のバランスをいかにとるかが、ますます重要になっています。
そこで、本年度は心理臨床の基礎に加えて、実践から培われた最新の知見を含めた5つのワークショップを企画いたしました。皆様と共に、実践に活かしていく学びの機会にできればと考えております。
お忙しい時期ではございますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

  • 日 時:2017年7月29日(土)14:30~17:00 (受付14:00)
  • 場 所:目白大学新宿キャンパス 10号館
  • 対象者:心理、教育、福祉、医療に携わる専門家・大学院生・大学生をはじめ、各セミナーに関心のある方でしたらどなたでもご参加いただけます(ただし、4.は除く)
  • 定 員:各ワークショップ20名
  • 参加費:無料(ただし、事前申し込みは必要)

開催ワークショップ一覧

1.「定住在日外国人子弟のメンタルヘルスの問題についてー在日コリアン青年の研究からー」

講 師:尹 成秀
(人間学部心理カウンセリング学科助教)
在日外国人人口の増加と共に,多世代に渡って日本に定住する外国人の方も増えています。一般に越境してきた外国人の方のメンタルヘルスの問題は、短期適応と長期適応の観点から考えることができます。しかし、日本で生まれ育った外国人の方のメンタルヘルスの問題は、そうした観点のみでは十分に理解することが難しいところもあるように思います。
本セミナーでは、まず在日コリアン青年を対象とした心理学的研究をもとに、定住在日外国人の方がどのような悩みや葛藤を抱えるのかについて理解を深めたいと思います。そして、ディスカッションを通じて、定住在日外国人の方への支援のあり方について一緒に考えてゆきたいと思います。
(定員20名)

2.「日常に生かす精神分析3-自己愛を学ぶ-」

講 師:堀川 聡司
(心理カウンセリングセンター助教)
「自己愛」「ナルシシズム」は、人の生きづらさや精神疾患の根本にある病理の一つです。それと同時に、健康な生き方の基盤にもなりえるものです。そのためこれは、人のこころを理解する上で欠かせない概念と言われています。しかし、その背景には、複数の理論的文脈があり、しばしば混乱させられることが少なくありません。

本セミナーでは、精神分析の発展に沿って自己愛がどう考えられてきたかを平易に概観・整理します(フロイト、クライン派、カーンバーグ、コフート、グリーンetc.)。そして、日常生活で出会う様々な自己愛の現象を例に挙げ、その理解を深めたいと思います。
(定員20名)

3.「震災後のこころの回復とその支援」

講 師:渡邉 智之
(心理カウンセリングセンター分室助教)
未曾有の被害をもたらした東日本大震災から6年が経過しました。瓦礫は撤去され、土地のかさ上げ工事が進み、道路が新たに作られ、更地だった場所には建物が立つなど、目に見える形で復興は進んでいるように思います。しかし、地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦の被害に襲われた福島県は、今もなお危機が続いている状況にあります。本セミナーでは、演者の被災経験をもとに、震災後の福島県の被害状況や生活状況、ストレス反応やトラウマ反応に対する心理支援について考えてゆきます。
(定員20名)

4.「WISC-Ⅳの結果から理解と支援を考える」

講 師:浅野 朗子
(心理カウンセリングセンター助教)
WISC-Ⅳが普及し、他機関での検査結果をもとに子どもを理解し、支援を検討する機会が増えてきました。本セミナーでは、所見のどのような情報から子どもの特性をどう把握し支援方針を立てるかということを中心に考えます。実施に携わる方にとっては検査における初歩的なポイントや、所見で押さえるべき点について知っていただく機会にしたいと思います。
※守秘義務の都合上、参加は子どもの教育・支援に関わる専門家に限らせていただきます。お申し込みの際にご職業を必ずご記入ください
(定員20名)

5.「自助グループとは何か―当事者ベースの臨床心理地域援助--」

講 師:三好 真人
(人間学部心理カウンセリング学科助教)
「たまに耳にするけど自助グループって何をしているの?」という専門家は多いのではないでしょうか。自助グループとは、問題を抱えた当事者が自発的に集うことで解決を志向する活動と言えます。こころの問題に関してはアルコール依存症のAAや断酒会が有名ですが、その他にも様々な問題を対象としたグループがたくさんあります。このワークショップでは、自助グループとは何かという「枠組みの整理」と、演者が行ってきたフィールドワークをもとに当事者活動の実際を提示します。また、自助グループ特有のコミュニケーション方法をワークとして体験することを通じて理解を深めたいと思います。当事者活動と専門的心理臨床活動のつながりをみなさまと共有できればと考えています。
(定員20名)

申し込み方法

申し込みフォームに①、②をご記入の上、ご送信ください。
後日、受講いただくワークショップ、受付場所等詳細を返信させていただきます。
申込期限:7月22日(土)

ご希望のワークショップの番号
*ワークショップから第1希望、第2希望を選んで、ご記入ください。ただし、定員になり次第締め切りますので、ご希望に添えないことがございます。

ご氏名・ご職業・ご住所・お電話番号・ご連絡先*(E-mail)
*個人情報は、本学規定に基づき、厳格に管理いたします。

申し込みフォーム

※ 本講座は記録のため、ビデオ・写真撮影・録音等を行っております。予めご了承ください。
※ 当日は駐車場がございませんので、お車での来場はご遠慮ください。
※ ご不明なことは下記宛までお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先

〒161-8539 東京都新宿区中落合4-31-1
目白大学 心理カウンセリングセンター 公開講座 係
TEL: 03-5996-3137
E-mail:

「目白大学心理カウンセリングセンター」サイト