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『読売クオータリー』
外国語学部 中国語学科の五十嵐隆幸准教授が読売新聞東京本社調査研究本部からの取材を受け、『読売クオータリー』2026年春号にコメントが掲載されました。
中国軍制服組の最高実力者が、2026年1月に汚職で失脚しました。従来、10人近くで構成してきた中国軍最高指導機関の中央軍事委員会は、主席の習近平氏と政治将校1人という体制になっています。200万人強の大兵力を擁する中国軍は、共産党の軍隊から「習近平の軍隊」になったと言われています。
五十嵐准教授は、「習氏は力を持ちすぎた腹心への猜疑心が生まれた。短期的な作戦遂行能力の低下を容認してまでも、クーデターや権力内部からの挑戦を回避せねばならない、政権安定を最優先する発想だったと考えられる」と指摘しました。さらに、「習氏は軍の待遇向上などに力を入れてきたにもかかわらず、止まらない汚職で(軍改革から)10年たっても戦える態勢が整わないことへの不満が高じた可能性もある。習氏は、慣習に縛られた古参将校を一掃し、新時代に対応した訓練を受けてハイテク装備を駆使できる若手に期待している可能性がある」とコメントしました。
『読売クオータリー』2026年春号
編集・出版:読売新聞東京本社調査研究本部

