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講演する山本氏
6月26日(金)、外国語学部日本語・日本語教育学科の専門科目「日本語教授法」において、国際交流基金講師の山本実佳(やまもと・みか)氏をお招きし、「海外で活躍する日本語教師」をテーマに特別講演を開催しました。
山本氏は、モンゴルの大学、韓国の外国語学院、ロシアの大学で日本語教師として勤務されたのち、早稲田大学大学院で学ばれ、現在は国際交流基金日本語国際センターに勤務されています。また、ソウル日本文化センターでも日本語教育に携わるなど、長年にわたり海外の日本語教育を支えてこられました。当日は、ご自身の豊富な経験や海外でのエピソードを交えながら、日本語教師として海外で働く魅力ややりがいについてお話しいただきました。
講演の冒頭では、学生たちはスマートフォンを使ったオンラインクイズに挑戦し、世界の日本語教育の現状について学びました。海外で日本語教育が行われている国・地域は2024年度時点で135に達し、過去最多となっていることや、東アジアが全体の35.5%を占めることなどが紹介されました。参加した留学生1名が全問正解し、会場を沸かせる場面も見られました。
続いて、海外で日本語を教えている教師のうち、日本語母語話者はわずか17.7%であり、多くは非母語話者の日本語教師によって日本語教育が支えられていることが紹介されました。また、そのような海外の日本語教師を対象として、国際交流基金が複数の長期研修を実施していることも説明され、学生たちは海外の日本語教育を支える仕組みについて理解を深めました。
さらに、国際交流基金が実施する「日本語専門家」や「日本語パートナーズ」といった海外派遣事業についても紹介されました。海外で日本語教師として活躍するための具体的なキャリアパスを知ることで、学生たちは将来の進路をより身近なものとして捉え、大きな刺激を受けている様子でした。

講演の最後には、「海外で働くために必要なことは何だろうか」というテーマについてグループで話し合い、学生たちはホワイトボードにキーワードを書き出しました。「異文化理解」「柔軟な対応」「臨機応変な対応」「日本語・日本文化の知識」「興味と度胸」など、山本氏のお話を踏まえた多くの意見が挙げられ、海外で日本語教師として活躍するために求められる資質について理解を深めることができました。
今回の講演を通して、学生たちは海外の日本語教育の現状や、日本語教師として世界で活躍する可能性について具体的なイメージを持つことができました。将来の進路を考える上でも、大変有意義な学びの機会となりました。

