保健医療学部

作業療法学科

Department of Occupational Therapy さいたま岩槻キャンパス

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作業療法学科「専門コースゼミ」でスポーツウエルネス吹き矢を体験しました

  • 協会の方のデモンストレーション

保健医療学部作業療法学科では3年生を中心に、2022年度より「専門コースゼミ」を開講しています。これらのゼミでは、学生に人のウェルビーイング(健康と幸福)や作業療法の視点を、さまざまな体験を通して深めてもらうというねらいがあります。

インクルーシブ・ソサエティ作業療法コース

「専門コースゼミ」の1つに「インクルーシブ・ソサエティ作業療法コース」があります。
一言で説明すると「誰も取り残さない社会づくりを作業療法を通じて考える」コースです。障がい者や高齢者やその他の社会的弱者とともに生きられる社会づくりのために作業療法にできることを、いろいろな方たちと交流したり話を聞いたりしながら考えています。

11月22日(火)のゼミでは、一般社団法人日本スポーツウエルネス吹矢協会のいわつきNF支部の皆さんにご協力いただき、3年生5名、2年生12名、教員2名が「スポーツウエルネス吹矢」を体験しました。

軽いカーボンの筒とナイロンのような生地で作られた矢を使用し、呼吸法を組み合わせた日本発祥のスポーツであること、誰でもできるスポーツであることを代表の方から教えていただきました。車いすや片手でも楽しむことができ、支部のメンバーとして、障がいを持つ方も一緒に活動しているそうです。また、50代から90歳近いメンバーまでが練習会に参加していること、高齢者のデイサービスや小学校のチャレンジスクールでも紹介し、一緒に体験することで楽しさを伝えているとのことでした。

コーチ資格者による10m先の的に見事に「パシッ」と当てるデモンストレーションを見ると、学生も教員もやってみたい気持ちが高まり、メンバーの皆さんに教えていただきながら立って吹いたり、車いすの人を考えて椅子から吹いてみたりしました。当たってうれしいとか当たらなくて悔しいなどの声が漏れました。
その後、学生3~4名とメンバーの方とで少しお話ししました。メンバーの方たちがスポーツウエルネス吹矢の魅力を熱心に学生に伝えてくださいました。

体験後、学生たちには「スポーツウエルネス吹き矢を通じた多世代交流の効用」を考えてもらいました。大学で定期的に交流する機会を作るとか、子どもと大学生と高齢者が一緒に体験する活動があるといいとか、いろいろな意見が出ました。
今後も、さまざまな状況にある人たちが作業をする効用を得られるための支援について考える機会を作っていきたいと思います。

  • 学生もみんなでやってみます
  • いわつきNF支部の方と、
    スポーツウェルネス吹き矢の魅力について語りました