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授業後の集合写真
10月1日(水)、保健医療学部作業療法学科2年生の授業「基礎作業療法学演習Ⅲ」と、同学部言語聴覚学科2年生の授業「耳鼻咽喉科学」において、聴覚障害を学ぶ合同授業を行いました。
ゲストスピーカーとして、筑波技術大学 教授の中島幸則氏と、聴覚障がい当事者である学生2名をお招きし、聴覚障害の世界や、日常生活での困りごとについて、当事者の立場から説明していただきました。
また、今年11月に行われるデフリンピックについても説明をしていただきました。デフリンピックとパラリンピックの違いや、それぞれの歴史などにも触れることができ、障がい者が楽しむスポーツについて知るきっかけにもなりました。
授業中には、病院内の案内や口語を読むなどのロールプレイを行い、当事者とのコミュニケーションの取り方について実際に体験しながら学ぶことができました。筑波技術大学の学生とのやりとりでは、コミカルなコミュニケーション場面も見受けられ、伝えることの難しさや、伝わった時の喜びを体験できた貴重な時間となりました。
また、当事者の学生から「障がい者のニーズは一人ひとり違うので、どういう支援が欲しいのかをお互いに知ってほしい」ということを実際に体験できた授業でした。
授業後も、目白大学と筑波技術大学の学生同士の積極的な交流が見られ、学生たちも手話を学ぶことに意欲的でした。 特に同年代の学生から重度聴覚障害について学ぶことができたことは、本学の学生にとっても障害をより身近に感じ、 より深い学びへつながる機会となったようです。
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筑波技術大学の中島教授(中央)と聴覚障がい当事者の学生お2人
90人の学生の前で堂々としたプレゼンテーションでした