保健医療学部理学療法学科 井上大樹専任講師が執筆した論文が国際誌「Geriatrics＆Gerontology International」（IF=2.5）に掲載されました。研究の概要は以下の通りです。
本研究では、手指の巧緻性と注意機能を組み合わせたDigital Trail Making Peg test（DTMP）と高齢ドライバーにおける交通事故、およびヒヤリハット経験について検討しました。
その結果、DTMPの実施時間が遅い者ほど、ヒヤリハット経験のリスクが高いことが明らかになりました。本研究は横断研究でありますが、高齢ドライバーの交通事故の予防の一助となることが期待できます。
- 論 文 名 ：『Association of the Digital Trail Making Peg test with traffic crash and near-miss traffic crash experiences among Japanese community-dwelling older drivers』
- 筆 者：Taiki Inoue, Koki Nagata, Korin Tateoka, Satoshi Tokunaga, Taishi Tsuji, Tomohiro Okura
- 掲 載 誌 ：Geriatrics＆Gerontology International
- 出版年月：2025年5月