学部・学科

保健医療学部理学療法学科には、4年次の選択科目として「卒業研究」があります。本学科では、理学療法士だけではなく、研究者として活躍できる人材を育てたいと考えています。

学生は授業で学んだ内容から、疑問に思ったことなどを研究テーマとして、指導教員の下で積極的に研究活動を行っていきます。
学内には、筋力や筋肉の動きを測定できる筋力測定器や筋電計、人体の重心を測定できる重心動揺計など、さまざまな研究機器が揃っています。実験や調査を、できるだけ広い視野・思考で実施し、得られた情報を基に分析・仮説と照らし合わせて、結果を考察します。この過程は、今後臨床の場面で必要となります。
研究室は1人の教員につき、学生2～3名程度であり、研究活動が初めてでも個別に丁寧な指導をしていきます。教員と共に積極的に行動し、多様な医療課題に対する深い洞察力・探究心と倫理的思考を養っていきます。

最後に、約1年をかけた研究を論文にまとめ、さらに卒業研究ポスターを作成し、掲示発表を行います。卒業研究のポスターは、さいたま岩槻キャンパス内の廊下一面に掲示されています。1年生は、この卒業研究のポスターを見て、先輩に対して憧れを抱くようになります。先輩、後輩の架け橋としても役立っています。