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学生からの意見に丁寧に回答
人間学部児童教育学科では、5月26日(月)の共通科目「専門とキャリアA」の時間に、建築設計・インテリアデザイナーの篠原裕貴氏をお招きして、1・2年合同授業(講演会)を実施しました。
篠原氏は「教師と建築士の比較から未来を考える」という題目で、仕事を通して社会に価値を与えるという視点から、教師と建築士の共通点についてご講演いただきました。

講演では、前半に建築士の仕事について、建築設計にとどまらず、都市全体のグランドデザインやインテリアデザイン、家具のコーディネートまで多岐にわたる建築士の職能について、幅広い実例を交えながら紹介していただきました。
後半には、教師と建築士が目指す未来の社会像について、学生と対話しながら深掘りするインタラクティブな活動が展開されました。
学生からは、「講義中に何度もおっしゃっていた『建築士は、モノをつくり、ヒトをつなぎ、コトをうむ職業』という言葉は、教職や建築士だけでなく他の職業にも関係することに気づき、重要だと感じた」や、「建築士は人の好みだけでなく、その土地の環境などにも合わせて外観を考えていることが分かり、教師の仕事も周囲の人や環境など、その場に応じた対応が求められると思った」などの意見が寄せられました。
今回の合同授業は、学生一人ひとりが異なる職業に関する理解を深め、職業の枠を超えて共通する価値や社会貢献について考える上で、非常に貴重な機会となりました。