学部・学科

9月19日（金）に、人間学部子ども学科にて「2025年度保育所実習懇談会」を開催しました。
例年、実習に関する貴重な意見交換の場としてきましたが、今年度はさらに「学生との交流会」という新たな試みを加え、全体会・学生交流会・分科会の三部構成で実施しました。

まず、全体会では学科長のあいさつの後、キャリア委員より2024年度の就職状況についての報告が行われました。特に盛り上がりを見せたのが、新たに設けた学生交流会です。この交流会は、来年度の実習を控えた2年生を対象に、参加いただいた保育所の先生方にブースをご担当いただきました。学生たちは、実習への心構えや、就職活動を見据えた具体的な動きについてなど、現場の貴重なお話を直接伺うことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

続く分科会では、「保育所実習Ⅰ」を経験した学生へのアンケート結果を共有しました。その中で、近年課題となっている生成AIの活用について、多くの実習園の先生方から切実なご要望が寄せられました。具体的には、「実習を通して、自分で感じたことを自分の言葉で文字化できるスキルをしっかりと身につけてほしい」とのご意見をいただき、大学として注力すべき点が改めて明確になりました。

今年度は例年と異なる形式での開催となりましたが、参加いただいた保育所の先生方からは、学生との交流についても非常に前向きなご意見を多数いただくことができました。
今後も、保育士の資格取得を目指す学生たちの指導において、実習先と大学が同じ方向を向いて連携できるよう、次年度以降も本懇談会を継続していきます。

ご多忙の中ご参加くださいました実習先および就職先の保育所の皆さま、誠にありがとうございました。

（科目担当者：白取真実・當銘美菜・北田沙也加・山﨑英明・伊藤貴大）