看護学部看護学科では、10月29日(水)に栃木県立小山高等学校および小山西高等学校の2年生15名をお迎えし、進路探究プログラムインターンシップの一環として、成人看護学の福田美和子教授をはじめ7名の教員による模擬授業・演習を開催しました。参加した生徒の皆さんは、どのプログラムにも真摯に、そして積極的に取り組みました
プログラム内容
心筋梗塞を発症した人がおかれた状況の理解

急性心筋梗塞による患者が体験する苦痛と治療について学び、事例の患者さんを全人的に理解するための視点を共に考えました。
命を守るための看護の基本としての感染対策

看護職が患者に接する際の基本である手指衛生の目的と方法を学び、手指消毒チェッカーを用いて洗い残しの有無を実際に確認しました。
命を救うための対応 ーBLS講習ー

救命の現場に居合わせた際、バイスタンダーとして実施できる一次救命処置(BLS)の目的と重要性を学び、模擬人形を用いて心配蘇生法を体験しました。教員が通行人役と救急隊役を演じて、心筋梗塞で倒れた人への対応のデモンストレーションをしました。この後、参加してくれた高校生も発見者、通行人、救急隊の役割を演じながら、実践さながらの演習をしました。
命を安定化させるための対応

患者の状態の安定化と、生活の中での症状コントロールのために必要なモニタリングについて学び、シミュレーターや血圧計を用いて測定技術を体験しました。
最後の発表会では「患者や家族を知るためにもコミュニケーション技術を磨きたい」「患者の身体面・精神面・社会面に総合的にアプローチする大切さを学んだ」などの感想が聞かれました。栃木県立小山高等学校および小山西高等学校の生徒の皆さん、お疲れ様でした。今回の学びが、皆さんの進路選択や将来の目標設定に役立つ有意義な経験となることを願っています。

