-
クイズ出題中 -
地域探索の後のグループワーク
看護学部看護学科2年生が1月28日(火)~2月17日(月)に、「地域・在宅看護学実習Ⅰ(コミュニティケア)」を行いました。
この実習は、地域で生活する人々の健康や生活に影響をもたらす地域特性について理解し、さまざまな場(コミュニティ)で人々の健康と生活を支えるためのケアが提供されていることを学ぶことを目的としています。
2日間の地域探索では、学生たちは子育て世代、障がい者、高齢者の3つのテーマに分かれ、実際に街を歩いて地域特性や街づくりについて探索しました。学生からは「街なかに掲示板があることは知っていたけれど、きちんと見たのは初めて。地域住民の活動や社会参加のための重要な情報が掲載されていることを知ることができた」という声が聞かれました。
2日間の施設実習では、学生たちが老人福祉センター、クリニック、障がい者作業所などに分かれて、地域住民と交流しました。住民同士が健康について情報交換をする様子や、施設に通う理由などを利用者から直接お話を聞くことができました。
また、各施設の看護師の活動を見学し、地域における健康問題や看護師の役割について考える機会を得ました。ある施設では学生が実習での感謝を伝えるためクイズを企画しました。利用者は熱心にクイズ問題を聞くなど、学生への暖かい支援をしていただきました。
最終日、午前中に認知症サポーター養成講座を受講し、地域で認知症の方を支えるための取り組みや認知症看護について学び、午後は地域探索と施設実習で得た学びをグループ発表し共有しました。
今回の実習で得た「住民の暮らしや地域の特性、社会資源を結びつけて考える力」を、3年生の「地域・在宅看護学実習Ⅱ」ではさらに発展させることができるよう期待します。