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地域社会学科<地域・ひとづくりコース>の飛田満ゼミが「SDGsアクションフォーラム2025」を企画開催しました

  • 村山氏と集合写真

12月13日(土)、目白大学新宿キャンパス8号館(百年館)にて、社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>飛田ゼミ主催「SDGsアクションフォーラム2025~太陽光発電の拡大とソーラーパネルのリサイクルをめぐるアクティブラーニングプロジェクト~」を開催しました。

フォーラムは飛田満教授(ゼミ担任)の主催者あいさつからスタートしました。続いて、飛田ゼミの3年生7名が「太陽光発電の課題解決に向けたアクションプロジェクト」と題して発表しました。彼らは、今年度のゼミ活動について報告しています。例えば、エコギャラリー新宿での「エコライフまつり」出展や、東京パワーテクノロジー株式会社の太陽光パネルリサイクル工場見学、桐和祭での「SDGsアクション~プレゼンテーション&ディスカッション」への参加、新宿駅西口イベントコーナーでの「新宿3Rフェスタ」出展などが行われました。その後、太陽光発電の導入と課題、そのポテンシャルおよび構造と種類について説明し、さらに太陽光パネルのリサイクルによって発生するガラス(クリスタルストーン・サンド)の活用法について、さまざまなアイデアが提案されました。

次に、東京パワーテクノロジー株式会社(東京電力グループ)環境事業部の村山和義氏より、「エネルギー産業を支える環境事業について」と題してご講演をいただきました。東京パワーテクノロジーが手掛けるさまざまな環境事業の1つに、「再生可能エネルギー関連事業」があります。その中でも、太陽光発電と太陽光パネルのリサイクルについて詳しくご説明をいただきました。また、もう1つの再生可能エネルギー関連事業として、「水素事業」にも触れ、水素製造システムやP2Gシステムの導入、さらに水素エネルギー普及における課題と展望について解説をいただきました。

  • 村山氏の講演
  • フォーラムのチラシ

その後、村山氏の講演を受けて参加者との間で質疑応答が行われました。メガソーラーと環境影響評価、尾瀬の自然保護、揚水発電の活用、これからのエネルギー事業など、さまざまな質問にご回答いただきました。新宿区ごみ減量リサイクル課の佐藤陽一課長からもコメントをいただきました。最後に、共催者を代表して落合第二地区協議会の国井幸子会長より閉会のあいさつがあり、フォーラムは終了となりました。

今年度のフォーラムでは、特に太陽光発電と太陽光パネルに焦点を当て、太陽光発電の可能性と問題点、リサイクルガラスの活用法など、環境問題と社会課題の発見とその解決に向けた提案にこだわりました。

太陽光パネルは、FIT(全量固定価格買取制度)が始まって2014年前後に導入のピークがあり、それから20年後、つまり現在から約10年後には大量廃棄時代を迎えます。いかに安全安心に100%リサイクルするかが課題となっています。そのほかにも、太陽光パネルの設置義務化や卒FIT後の余剰電力の活用法、メガソーラーの環境への影響と規制強化、ソーラーシェアリングやフロート式太陽光発電、ペロブスカイト太陽電池の開発など、太陽光発電と太陽光パネルをめぐる話題は尽きません。

学生たちはイベント出展や研究発表を通して、科学コミュニケーションと課題の共有に小さな貢献を果たしたと言えるでしょう。

本フォーラムは、新宿区や一般社団法人新宿ユネスコ協会、ESD活動支援センターおよび関東地方ESD活動支援センターからご後援をいただきました。ここに感謝の意を表します。

今年度も、地域社会学科<地域・ひとづくりコース>の飛田ゼミでは、「SDGsの視点から地域社会の未来を創造する」をコンセプトに、「地域との連携」や「世代を超えた交流」を通じて、持続可能な「地域づくり」と、その担い手となる「ひとづくり」を目指すプロジェクト型/課題解決型のアクティブラーニングを実践してきました。本フォーラムの実施をもって、今年度のSDGsアクションもその目的を達成することができました。

  • 学生の発表1
  • 学生の発表2
  • 学生の発表3
  • 意見交換1
  • 意見交換2

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