社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、1年生から「観光・まちづくりの現場を知る」ことに加えて「就職活動を意識する」ことを重視し、実際に「観光・まちづくり」の現場で活躍されている実務者をゲストに招いた講義を行っています。
本年度の同科目における現場接続型授業の最終回として、4社目となるゲストを招いた7月3日(水)の「地域社会を考える」では、クラブツーリズム株式会社の佐藤真理氏をお迎えして講義をしていただきました。
「旅行業界のビジネスモデル」「クラブツーリズムの特徴・戦略」「仕事を語る~『旅』創り出す」「旅行業界が求める人材像」の4つのポイントを中心に、現在携わっている業務についてはもちろん、本学卒業生である佐藤氏ご自身のご経験から、学生時代に特にやっておいた方が良いことなどについてもお話しいただきました。
受講生からは、以下のような感想が寄せられました。
<受講生の声>
- 将来、旅行会社への就職を目指しているので長期休暇等を利用して、いろいろなことに全力で挑戦をして「経験の数」を増やしていきたいと思った。
- 観光やまちづくりに関連する仕事に就くことを目指すには、今から「地域に人を送る人になりたいのか」「地域に人を呼び込む人になりたいのか」について考えておくと良い、というお話が印象に残った。
- 低価格の旅行商品が流行っている中、クラブツーリズムさんの旅に対する意識は「仲間が広がる。旅が深まる。」というものである。旅に人々のつながりを作っていくことに価値を置いているところがとても興味深かった。
- ショッピングモールの中にコミュニティスペースが必要とされていることを知り、まちづくりや地域活性化という点で、他の場所にもコミュニティスペースは必要だと感じた。
- 好きなことをしていると楽しい反面、こんなことをしていて何の役に立つのだろうか、意味がないのではないかと漠然とした不安に襲われる事があるが、今回の講義を聞いて、好きなものはとことん突き詰めてみる、という考えを持つことができた。
- 学生のうちにいろいろ挑戦してみることや、社会に出たら必ず逆境に立つことになるので、それを乗り越える力を身に着けておくと良い、ということが自分にとってとても良いヒントになった。
佐藤氏のお話の中にあった、「チームで働く力」「まずやってみる力」「踏ん張る力」「想う力」「動かす力」「楽しむ力」の6つ大切な力を身に付けるためにも、本コースの特色である現場接続型授業やグループワーク等を通じた体験型授業に積極的に取り組むことの意義を再確認するとともに、どのような学生生活を送っていけばよいのか考えるきっかけにもなったようです。