8月6日(火)、社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>で、クリアソン新宿(株式会社Criacao)の岩舘直選手とKPMGコンサルティング株式会社の土屋光輝氏をお招きし、「スポーツチームを活用した地域課題解決を考えるワークショップ」を実施しました。
最初に両氏のミニレクチャーから、新宿をホームタウンとするサッカークラブ「クリアソン新宿」が目指すビジョンや価値創造ストーリーを理解し、つぎに日本の課題先進地域である「新宿」の社会課題解決に向けて、クラブの強みや特徴を活かした地域活動や取り組みにより、どのような地域貢献や課題解決ができるか、ブレインストーミング形式でのグループディスカッションを行いました。
さらにグループ各人のプレゼンテーションを通じて意見交換を行いながら、提案されたアイデアを共有するとともに、クリアソン新宿の具体的な活動と新宿の地域課題解決との因果関係を明確化しました。本ワークショップは、本学科、飛田満教授の臨地研修プログラムの1つとして企画され、<地域・ひとづくりコース>の有志学生8名(2年生)が参加し、さらに講師以外にクリアソン新宿の選手1名、スタッフ3名も加わってディスカッションを盛り上げてくださいました。
学生たちの感想の一部を紹介します。
<学生の声>
・本ワークショップを通じて、スポーツには「地域や人を巻き込んでいく力」があることを実感しました。しかし、そのスポーツをどのように生かし、どのように多くの人を巻き込んで地域課題を解決していくかを考えるとなると、想像以上に難しいものがありました。一人では思いつかなかったようなことも、グループワークやコミュニケーションを重ねることで良い方法を模索することができました。またその中で企業や選手の方からアドバイスをいただけたことは大変貴重な機会となりました。
・本ワークショップに参加してスポーツで地域課題を解決することのおもしろさを体験することができました。地域社会学科ということもあり、講義でもさまざまな地域課題について学びますが、それらをスポーツの強みを生かしてどのように解決していくのか、自分の普段の学びにつながる気がして、講義をもっと積極的に受けようと思いました。さらに地域課題を学ぶだけでなく解決する実際の現場に立ち会うために、ボランティア活動を始めたいと思うようになった点でも貴重な体験となりました。
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グループワーク -
意見交換