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株式会社JTBの中川氏 -
質問に回答する学生
社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、1年生から「観光・まちづくりの現場を知る」ことに加えて「就職活動を意識する」ことを重視し、実際に「観光・まちづくり」の現場で活躍されている実務者をゲストに招いた講義を行っています。
2025年度の第1回目として、6月25日(水)の「地域社会を考える」では、株式会社JTBの中川晶子氏をお迎えして講義をしていただきました。
「地球を舞台に、人々の交流を創造し、平和で心豊かな社会の実現に貢献する。」というJTBグループの経営理念の下、自社の強みを生かしながら総合旅行業から交流創造事業へと展開していった経緯についてご説明いただきました。
その中で、中川氏が手掛けられた3つの地域における地域活性化事業の具体的な事例をご紹介いただき、観光業界で働きたいと思ったきっかけや、ご自身の就職活動のご経験なども交えながら、貴重なお話を伺うことができました。
学生からは、以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
観光という視点から地域に光を当て、まちづくりに貢献していく姿勢にも、強く心を動かされた。
現地を訪れる前に、その地域について徹底的に調べてから臨むという姿勢は、私たちがこれから行う現場での学び(フィールドワーク等)と重なり、大学での学びが社会に出てからも直結するのだと実感した。
「自分が楽しいと感じたことや、心が震えた経験の数こそが、お客さまへ提供できる価値につながる」という言葉が印象的だった。
適切な情報を集めて活用する力が、自分の成長や地域の発展に繋がるということを学び、知識を身に着け、いろいろな経験を重ねることで引き出しを増やすことが、今後の人生の大きな強みになると感じた。
中川氏の講義を通じて、学生たちは観光を通じて地域に光を当て、まちづくりに貢献していく姿勢に強く心を動かされたようです。その中でも、現地を訪れる前に徹底的な調査を行うことの重要性や、情報を的確に収集・分析・活用する力が、地域の発展と自身の成長の双方につながるというお話は、今後の地域での現場体験やフィールドワーク等の現場接続型授業を控えた学生にとって大きな気づきとなりました。
また、学生たちは「心が震えた経験の数こそが、相手に提供できる価値になる」という言葉にも深く共感していました。それと同時に、日々の学びや体験の積み重ねが将来の自分の強みになるという実感につながり、観光業界を志したきっかけや就職活動での具体的なエピソードも交えたお話から、大学での学びが将来にどう生かせるのかを考える良い機会となったようです。