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株式会社八芳園の古川氏 -
株式会社八芳園の工藤氏
社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、1年生から「観光・まちづくりの現場を知る」ことに加えて「就職活動を意識する」ことを重視し、実際に「観光・まちづくり」の現場で活躍されている実務者をゲストに招いた講義を行っています。
2025年度の第2回目として、7月2日(水)の「地域社会を考える」の授業では、株式会社八芳園の古川恵子氏、工藤綾乃氏をお迎えしました。
講義では、「日本のお客さまには心のふるさとを、海外のお客さまには日本の文化を」という企業理念の基、八芳園が、少子高齢化や晩婚化が進む日本社会の現状と将来を見据え、ブライダルプロデュースにとどまらない総合プロデュース企業へとどのように展開されているのかについてご説明いただきました。
その中で、近年取り組まれている全国各地での地域プロデュース事業や、自治体と連携した地域活性化事業など、交流文化の創造をリードする企業としての活動の他、コミュニケーションを円滑に行うためお客さまとの向き合い方等、学生の今後の成長にもつながるお話も伺うことができました。
学生からは、以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・「伝える」と「伝わる」は違うというお話に、とても共感しました。これまで私は「伝えること」に重きを置いていましたが、これからは「相手に伝わるかどうか」を意識しながら、コミュニケーションを取っていきたいと思います。
・八芳園のサステナビリティへの取り組みや地域とのつながりなど、今後の自分自身の生き方や仕事選びの参考にしていきたいと思います。
・「3-why-step」によって、お客さまの「実は...」という本音を引き出すことで、より満足度の高い提案ができるという考え方に、強く共感しました。
・八芳園の人と人との縁を大切にする姿勢や、おもてなしの精神、そして他事業への取り組みについて伺い、非常に興味が湧きました。特に、サービス業に限らず、どの仕事においても「共感力」や「信頼構築」が重要であると実感しました。
学生たちにとって、古川氏と工藤氏のお話を伺うことは、<観光・まちづくりコース>の授業を通して学んでいる「コミュニケーション能力」や「ホスピタリティ」の重要性を改めて実感する貴重な機会となりました。さらに、実際に現場で活躍されている方のお話は大きな刺激となり、自らの将来について考えるきっかけにもなったようです。