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京王プラザホテルの北氏 -
北氏の質問について考える学生たち
社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、1年生から「観光・まちづくりの現場を知る」ことに加えて「就職活動を意識する」ことを重視し、実際に「観光・まちづくり」の現場で活躍されている実務者をゲストに招いた講義を行っています。
7月9日(水)、2025年度3回目となるゲストを招いた「地域社会を考える」の授業では、株式会社京王プラザホテルの北 葵氏をお迎えし、講義をしていただきました。
京王プラザホテルは、1971年当時より掲げられている「人の和をつなぐ『広場』になる」という「プラザ思想」の下で、国内旅行者のみならず訪日外国人旅行者にとっても「親しみやすいホテル」と言われています。
ホテルの仕事は客室の提供にとどまらず多岐にわたること、そして、京王プラザホテルがお客さまにホスピタリティを発揮したサービスを提供する上で心がけている点や、具体的な業務内容についての丁寧な説明と、ご自身の経験を踏まえた就職活動についてのお話もしていただきました。
学生からは、以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・ホテルは単なる宿泊施設ではなく、文化や情報が集まる「広場」でもあるという考え方に感動しました。大学もまた、学びだけでなく、多様な価値観や人と出会い、刺激を受ける「広場」だと感じました。今回の学びを通じて、学生生活や就職活動、そして社会に出る上で大切にしたい姿勢が見えてきました。
・就職活動に向けて今からやっておくべきことについて、自分の経験を元に話してくださり、とても参考になりました。特に「自己分析」や「自分の軸を持つこと」が大切だと聞き、今の時期に知ることができて本当に良かったです。
・ホテルには接客だけでなく、企画・広報・人事などを初めさまざまな仕事があることを知り、自分の将来にもつながる可能性を感じました。ホテル業界の仕事の幅広さや、チームで協力して働くことの大切さを改めて知ることができ、視野を広げる大きなきっかけになりました。
・親しみやすいサービスの背景には、スタッフ一人ひとりが自主性を持ち、お客さまのためにより良いサービスを提供したいという思いがあることを知りました。こうした姿勢が、長く多くのお客さまに親しまれる理由なのだと実感しました。
これまで北氏が実際に携わってこられた業務の内容やお客さまへの対応についてのお話を伺いながら、学生時代のご経験についても語っていただく中で、ホテルには私たちが想像していた以上に多くの業務が存在することを知るとともに、本当の意味での「サービス」や「ホスピタリティ」とは何かを考えるきっかけとなりました。
また、学生たちが就職に向けて学生時代をどのように過ごすべきかについても、深く考えさせられる貴重な時間となりました。