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現場の環境を確認する学生たち
社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、現場と学びの接続を意識し、さまざまな形で観光・まちづくりの「現場」を体感する授業を展開しています。
その中で、2年生が履修する「地域社会学基礎演習Ⅰ・Ⅱ」では教員の専門性を生かしながら、学内外での学びを深めています。そういった学びの1つとして、野呂純一ゼミの2年生は、「住みやすい街」「暮らしやすい街」をテーマに、6月24日(火)に大学の最寄り駅である西武新宿線中井駅と東京メトロ東西線落合駅周辺で地域実習を行いました。

学生たちは自ら「街並みが異なることで、住民が感じる暮らしやすさや、そこに住む世代の傾向も異なるのではないか」という問いを立て、ゼミでは高齢者、子育て世代、現役世代に必要とされる施設について意見を出し合いました。
その上で地域を歩いて観察し、公園や学校、保育園、スーパー、クリニックなど生活に関わる施設の配置や環境を確認しました。中井駅周辺と落合駅周辺を比べると、実際に現地を訪れることで、教育施設や公園の整備状況、また住環境にも違いがあることが分かりました。街並みや施設の特徴が「住みやすさ」の印象に大きく影響することを実感し、今後は住民の声を聞くことをはじめ、より多角的な調査を行う必要があるという気づきを7月22日(火)のゼミで発表会を行い共有しました。
学生たちにとって現場を自分の目で確かめた経験は、新しい発見をもたらす貴重な体験となり、それぞれの興味や関心を深める契機となったようです。
学生たちからは、以下のような感想が寄せられました。
・普段は何気なく通っている通学路も、テーマを持って歩くことでこれまで気づかなかった施設や環境の特徴が目に入り、街の見え方が大きく変わった。
・事前に地域のことをよく調べてから現場に出る姿勢が、調査をより充実したものにする上で大切だと改めて感じた。
・街の暮らしやすさは施設の有無だけでなく、世代による感じ方や地域のつながりなど、さまざまな要素が関わっていることに気づいた。今後はより幅広い観点から「住みやすい街」「暮らしやすい街」について考える必要があると感じた。
今回の実習は、学生たちにとって観光・やまちづくりに関する学びの意欲を深めるとともに、「現場から学ぶ」というコースのモットーを実際に体感する機会となりました。