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クラブツーリズム株式会社の佐藤氏 -
講義を受ける学生たち
社会学部地域社会学科<観光・まちづくりコース>では、1年生から「観光・まちづくりの現場を知る」ことに加えて「就職活動を意識する」ことを重視し、実際に「観光・まちづくり」の現場で活躍されている実務者をゲストに招いた講義を行っています。
7月23日(水)、本年度の「地域社会を考える」における現場接続型授業の最終回として、クラブツーリズム株式会社の佐藤真理氏をお迎えして講義をしていただきました。
「旅行業界のビジネスモデル」「クラブツーリズムの特徴・戦略」「仕事を語る~『旅』創り出す」「旅行業界が求める人材像」の4つのポイントを中心に、地域のニーズや還元を意識する観光まちづくりの最前線の事業展開のあり方、現在携わっている業務についてはもちろん、本学卒業生である佐藤氏ご自身のご経験を元に、学生時代に特に取り組んでおくと良いことについてもお話しいただきました。
学生からは、以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・特に印象に残ったのは、「旅を作り出す」というお話でした。既存のサービスを売るのではなく、人々の潜在的なニーズを見つけ出し、企画する側の「思い」を込めて形にするという姿勢に大きな刺激を受けました。
・クラブツーリズムが単にパッケージツアーを販売するだけでなく、さまざまな企業と連携しながら他分野にも挑戦していることを知り、業界の可能性の広がりにも驚きました。旅行という枠にとらわれず、柔軟に事業を展開する姿勢からも多くの学びを得ることができました。
・就職活動や社会に出たときに役立つ力を身につけるには、興味を持ったことに挑戦し、失敗を恐れずに経験を重ねることが大切だと感じました。自分の将来に直結するかどうかを考えすぎず、今興味を持ったことには積極的に取り組む姿勢が、未来につながると気づきました。
・「チームで働く力」「まずやってみる力」「踏ん張る力」「想う力」「動かす力」「楽しむ力」という6つの力を身につけたいと思いました。社会人になれば1人ではできない仕事が増えるからこそ、今のうちから協力する姿勢やチームでの働き方を意識していきたいと思います。
学生たちは、「観光・まちづくり」の現場で活躍している卒業生の佐藤氏のお話を伺う中で、「チームで働く力」「まずやってみる力」「踏ん張る力」「想う力」「動かす力」「楽しむ力」といった6つの大切な力を身につけるために、現場接続型授業やグループワークといった本コースの特色ある体験型学習に積極的に取り組む意義を、改めて実感していました。
あわせて、これからどのような学生生活を送っていくべきかを考える良いきっかけにもなったようです。