社会学部地域社会学科<地域・ひとづくりコース>飛田満ゼミの学生たちが、8月4日(月)、川崎市にある東京パワーテクノロジー株式会社環境事業部環境ソリューションセンターの太陽光パネルリサイクル工場を見学しました。
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、今、太陽光発電設備の導入が進んでいますが、2014年前後に導入のピークにあった太陽光パネルは、やがてその20年後に大量廃棄が見込まれるため、使用済みパネルの適切な処理が課題となってきます。そこで同社では、専用処理装置にてパネルを各部材に分離・分別したあと、ガラス等の部材を資源物として100%のリサイクルを行っています。
学生たちは、環境事業部の今出広司氏より、太陽光パネルとその廃棄、およびリサイクルについて説明を受けたあと、実際に工場内のリサイクル装置とその稼働の様子を見学させていただきました。
見学後、環境事業部の村山和義氏と技術部・環境カウンセラーの船橋孝之氏とともに、工場見学のふりかえりと、太陽光発電の普及と課題、太陽光パネルのリサイクルに伴う課題、そして資源としてのリサイクルガラスの用途など、活発な質疑応答と意見交換によるワークショップを行いました。
今年度も飛田ゼミでは、「SDGsの視点から地域社会の未来を創造する」をコンセプトに、サステナブルな地域づくりとその担い手の育成(地域づくりとひとづくり)を目指すプロジェクト型・社会課題解決型のアクティブラーニングを展開しています。
特に今年度の活動テーマは「太陽光発電の課題解決に向けたアクションプロジェクト」としており、学生たちは今回の太陽光パネルリサイクル工場の見学と、そこで行ったワークショップの成果を踏まえ、秋からのさまざまなイベント参加を経て、最終的には12月のゼミ主催企画「SDGsアクションフォーラム」での研究発表へとつなげていきます。
工場見学
ワークショップ




