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【さいたま岩槻キャンパス地域連携事業】2024年度「脳の活性化活動 de 目白大学」を実施しました

  • 参加者に挨拶する学生たち

本学は、「開かれた大学」として、地域で生活する方々や企業等の課題解決に貢献するため本学の産学官連携ポリシーを定め、地域連携・研究推進センターを中心にさまざまな活動を行っています。

その地域連携事業活動の1つとして「脳の活性化活動 de 目白大学」を2月20日(木)に実施しました。目的は、目白大学の周辺地域に生活する方を対象に多重課題を体験する機会を作り、頭を使いながら楽しく運動することです。そして、学生にとって自発的な意思に基づき社会貢献する機会となり、参加者の安全・安心、楽しみながら参加にむけてボランティアをすることで、将来医療職に携わる学生の学習意欲につなげることです。今回は9名の地域住民の方々が参加してくださいました。この中にはリピーターの方もいらっしゃいました。学生ボランティアは11名、看護学科の教員は5名の参加でした。

運動する前に、健康チェックとして看護技術を学修した学生が血圧測定を行いました。学生にとっては学内、病院とは異なり地域で生活する方々に対する測定でしたが、普段の健康状態をうかがい、声をかけながら丁寧に測定しました。音楽に合わせて準備体操をしたのちに、コグニサイズとして3種類の多重課題の運動を行いました。

足踏みと手を振りながらしりとりに挑戦
足踏みと手を振りながら、しりとりに挑戦

1つ目のコグニサイズは、円になって、足踏みと手を振る動作をし続けながらしりとりなどに取り組みます。
しりとりだけならすいすいと言葉が出そうですが、足踏みをするとなかなか単語が出てきません。多重課題であるコグニサイズの難しさに失敗をしながらもみんなで笑って、楽しく運動できました。

参加者の方は学生とペアでトレーニングラダーに取り組みました
参加者と学生がペアになって
トレーニングラダーに取り組みました

2つ目は、4色のトレーニングラダーを用いて、課題に応じて歩いていきます。
赤色では足を枠外に出し、緑色は拍手するといったことを、まずは学生がお手本として行い、次に参加者が取り組みます。行きと帰りでラダーの色が異なり、課題も変わるため頭を使います。個々のペースに対応できるよう参加者と学生がペアで行い、達成感をもってもらえるように声かけし、終わった時には拍手をしました。
参加者からは、「学生さんも親切でとても楽しかったです」「はじめはいいのですが、最後になると頭が疲れて来て間違えやすかったです」「もっと回数を増やしてほしいです」といった感想をいただきました。 

みんなで助け合ってサイコロゲームでチーム優勝をめざしました
サイコロゲーム
みんなで助け合ってチーム優勝をめざしました

3つ目として今回、地域の情報誌ら・みやびの方から教えていただいたサイコロゲームをとり入れました。
1から9までの数字が書いてある15個のサイコロの中から1つ、あるいは2つを無作為に取り出し、隣同士になったサイコロの数の合計の数字を中央に載せる作業を順次行って、全部数を揃えて積み上げることができたら完成です。しかし、0になってはいけないことや足し算の他に引き算もあり、なかなかゴールにたどり着くのが難しく、頭を使います。3つのグループに分かれて参加者と学生が協力して行いました。最後の数が合わなかった、ゴールにたどり着いたと思ったらそうではなかったことがあり、みんなで笑い出していました。このゲームの説明書を希望される方もおり、大好評でした。

学生にとって地域の人に触れる学びの多い1日でした。教員にとってもリフレッシュできる1日でした。参加者の皆さま、ありがとうございました。

※この活動は看護学科の藤木眞由美准教授、渡邉光代講師、栗原淳子助教、齋藤奈美助教、鈴木友子助教が担当しました。

*コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。
(国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターWebサイトより引用)