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【mediaction】情報的健康を考える第一歩「可視化ツール活用ワークショップ」を開催

  • ワークショップ資料より
mediaction(メディアクション)

1月17日(金)、目白大学で「情報的健康可視化ツール ワークショップ」が開催されました。
このワークショップは、東京大学、武蔵大学、目白大学の共同研究プロジェクトで開発中の「情報的健康」を測定するリテラシー育成ツールの試作品(プロトタイプ)を体験し、参加者から意見を収集することを目的としています。本ワークショップは、JST RISTEX 情報社会における社会的側面からのトラスト形成プログラム「可視化によるトラスト形成:パーソナライズされたデジタル情報空間のリテラシー教育 」プロジェクトの一環として実施されました。

ワークショップの流れ
ワークショップ
ワークショップの様子

当日は、東京大学、武蔵大学、目白大学から14名の学生が参加しました。
15:00からの全体ガイダンスを皮切りに、可視化ツールの動作確認や利用方法の解説が行われました。参加者はその後、各自のニュース閲覧履歴をもとにツールを活用し、自身の情報摂取傾向を分析しました。さらに、グループディスカッションでは、ニュース選別の偏りや「情報的健康」を目指すための改善策について議論を深め、最後に発表が行われました。

可視化ツールの特徴

このツールは、ニュースの摂取状況や情報の偏りを視覚的に表現するプロトタイプで、参加者が普段使用しているデジタルプラットフォームから得られるデータを基に動作します。個人のニュース接触傾向を可視化し、フィルターバブルの存在を確認することが可能です。

可視化ツール
可視化ツール画面イメージ
参加者の声

ワークショップ後のアンケートでは、「なかなか自分のフィルターバブルに気づく機会はないので、良い機会でした」「経済や国際的なニュースに関する情報が圧倒的に少なかったので、今後は意識して満遍なく情報を摂取できるように心がけたい」「今回のワークショップを通じて、自分自身のニュースを見る偏りや、その偏りから生まれるニュースのおすすめは同じようなものしか出てこないと考えた」という声が寄せられました。
一方で、ツールのユーザーインターフェース改善を求める意見もありました。

今後の展望

プロジェクトでは、今回のワークショップを通じて得られた成果を基に、さらなるメディア・リテラシー教育の充実を図る予定です。情報的健康を意識した社会づくりを目指し、今後も様々な取り組みを展開していきます。

(情報的健康リテラシー教育チーム)

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