保健医療学部作業療法学科3年生の臨床実習まで1か月を切りました。
この臨床実習は、学生生活の中で幾つかあるうちの、「ヤマ場」の1つです。
もう1つは、1年後の「国家試験」ですね。
臨床実習は大学で学んだ知識を臨床の場で実践し、自分の臨床能力を高めることが目的ですが、その前に、「臨床に出て患者と向き合えるだけの基礎的な臨床能力があるか」を評価するのが、客観的臨床能力試験「OSCE(オスキー)」です。
客観的臨床能力試験(以下、OSCE)では、脳血管障害の患者を想定した身体障害系課題が4つ、認知症、うつを想定した精神系障害の課題が2つ、の計6課題あり、1人ずつ行っていきます。
今年から、ビデオによるリフレクション(客観的な振り返り)を試験的に行いました。
より客観的に自分の行動を観察し、課題を見極めることができるように促していきます。
このOSCEに合格すると、いよいよ年明けから臨床実習です。
緊張はしていますが、今日のような笑顔で、臨床実習を続けてくれることを期待しています。