10月18日(金)~21日(月)に、春日野国際フォーラム(奈良県奈良市)で「第62回 Academy of Aphasia(The 62nd Annual Meeting of the Academy of Aphasia)」が開催されました。
この学会は失語症に関して非常に権威ある学会で、62回目にして初めての日本開催でした。山下奈良県知事から歓迎メッセージが寄せられ、国際学会らしく随所に日本の「おもてなし」が感じられる大会となりました。
この歴史ある学会で今回、保健医療学部言語聴覚学科の橋本幸成専任講師が"Orthographic processing and disorders in Asian orthographies(アジアの文字言語における表記文字の処理とその障害)" に、シンポジストとして登壇しました。
このシンポジウムは、ジョンズ・ホプキンズ大学のBrenda Rapp教授が企画、日本、韓国、中国の新進気鋭の研究者が各言語圏の文字に関する障害について発表し、互いの理解を深めました。質疑応答では活発なディスカッションが行われ、アジアの言語への高い関心が窺えました。
日本の失語症や言語聴覚療法に関する研究成果を世界へ発信していく重要性を強く感じさせられた学会でした。
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「Acquired dyslexia in Japanese orthography: Symptoms and assessment」と題して発表 -
学会初日のオープニングセッション