保健医療学部

言語聴覚学科

Department of Speech, Language and Hearing Therapy さいたま岩槻キャンパス

授業レポート

  • 言語聴覚学科
  • 授業レポート
  • 大学 さいたま岩槻
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ, 言語聴覚学科

言語聴覚学科「臨床実習特講Ⅲ」で失語症のある当事者の方をお迎えしました

  • 甲子園やハワイの話題で盛り上がりました

保健医療学部言語聴覚学科では、4年次の臨床実習や、言語聴覚士として働くために必要な臨床力を上げるため、「臨床実習特講Ⅰ~Ⅳ」という専門教育科目を行っています。

7月9日(金)の「臨床実習特講Ⅲ」で、3年生が失語症のある当事者5名の方と会話をさせていただきました。この4月から失語症を学んでいる3年生にとっては、今回が当事者の方と直接会話する初めての機会となりました。当事者のみなさんは全員、本学科教員とのつながりのある方々で、5名のうち3名の方はわざわざ東京都内から、さいたま岩槻キャンパスまでいらしてくださいました。

最初は緊張していた学生たちでしたが、当事者のみなさんの優しさにも助けられて、徐々にいい笑顔が見られるようになりました。
終了後、学生からは「とても楽しい会話ができた」「15分間の会話があっという間だった」という感想や、「もっと会話ができるように知識を身につけたい」という抱負も聞かれました。

コミュニケーションに困難のある方たちを支援する言語聴覚士にとって、会話力はとても重要な力です。学生たちは、少しでも自分たちの会話力を向上させようと、一生懸命頑張っています。今回の経験は、大変貴重な機会、学びとなりました。

ご協力いただいた当事者の方からは「学生みなさんに頑張ってほしい」「学生さんとの会話がしゃべる自信につながった」というお言葉もいただきました。言語聴覚学科では教員だけでなく、当事者の皆さまのお力をお借りしながら、将来の言語聴覚学士の卵の育成に取り組んでいます。

小林様、重田様、下山様、平塚様、渡部様、付き添いのご家族の皆さま、この度はご協力いただきありがとうございました。

  • 学生によっては知らないこと、初めて聞く言葉も多く、知識の重要性を再認識していました
  • 教員が見守る中、学生は絵や文字を用いながら会話を進めます
  • 当事者のお話に真剣に耳を傾けます