看護学部看護学科では、例年、解剖見学を行っています。
献体された本人や家族の医療への思いを受け取りながら学ばせていただく貴重な機会です。今年度は、社会状況をふまえて解剖見学は残念ながら中止となりましたが、方法を変えて学内の解剖演習を3月10日・11日に実施しました。
オリエンテーションは遠隔で行い、演習は対面で感染対策を講じながら行いました。講師は本学の作業療法学科の前島徹教授、ユーモアを交えながら、熱意を感じる内容でした。
参加した2年生からは「模型で見ることでより具体的なイメージを湧かせることができました。」「人間の身体にはさまざまな神経が通っていて、どれも重要な働きをしていると感じることができました。」「模型を実際に触れ、説明を聞きながら分解と組み立てることでより詳細に位置関係や形態などを学ぶことができ、とても貴重な体験になりました。」という意見がありました。
コロナ禍で対面授業が少なかった学生たちでしたが、自分の体と人体模型を触って感じて、人の体の仕組みについて理解を深めていました。 演習を通して、看護の対象となる人への理解や看護実践の根拠に結び付ける思考の醸成につながることを期待しています。
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オリジナルのテキストと模型を照らし合わせて理解します -
体内はこうなっているのか… -
オリジナル動画の説明を聞きながら、学生同士で確認し合い、臓器の内部をより詳しく理解します