社会学部社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、各業界で活躍する実務家をお招きし、ファッション産業の最前線についてお話しいただく講義型の授業です。
6月2日(月)の授業では、株式会社ミキモトより菅谷薫氏、黒田倫世氏にお越しいただきました。
日本を代表するラグジュアリーブランドであるミキモトは、日本で初めて養殖真珠の発明に成功し、130年以上の歴史を有する企業です。今回はミキモトの企業の歴史や女性だけではなく、男性ファンにも向けられた最新のマーケティング戦略について、お話を伺いました。
学生からは次のような意見が寄せられました。
<学生の声>
- 創業者の御木本さんは環境に対しての配慮もあり、その創業者の気持ちを100年以上つないできているミキモトが今も尚、高く評価されていることにとても納得しました。
- 男性の利用がプレゼントから自分用へと変化していっていることを学んだため、自分もミキモトのアクセサリーを購入してみたいと思いました。
- 世界でも数少ない規模でのジュエリー工房を自社で持ち、素材調達から製造までの工程を行う姿勢に品質と信頼を重視する強さを感じました。また、価格帯も数万円から数億円まで幅広く、公平で適正な価格を提供しており、「信頼」を大切にする考えが価格にも表れている点に感動しました。
- ラグジュアリーというのは単に価格だけが高いのではなく、それにふさわしい歴史、品質、SDGsなどの付加価値を持って消費者がその価格を認めるブランドにならなければならないという説明が印象的でした。この説明を通じてミキモトは社会変化によって共に成長する良い企業だと感じました。