社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・製薬業界などの実務家をお招きし、自社のブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。
1月8日(木)の授業では、株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井隆太氏をお招きし「老舗企業の経営革新」をテーマにご講演いただきました。
200年以上前に「龍角散」が誕生して以来、さまざまな苦難を乗り越えて事業を継続してきたことや、売上低迷期に「のど専門メーカー」のポジションに回帰したことをお話しいただきました。また、歴代のテレビCMを投影しながら、医薬品と食品による広告規制の違いにより表現方法が変わることを具体的にご説明いただきました。
講義後、学生からは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
・龍角散が長い歴史を持つ企業でありながら、時代の変化に合わせて積極的にマーケティングを行っている点が印象に残りました。
・売上低迷時に事業を広げるのではなく、「のど専門メーカー」へと回帰するという判断の重要性を学ぶことができました。
・印象的だったのは、大規模なアンケート調査よりも愛用者へのインタビューや医療現場の声を重視し、「どのように使われているか」という文脈から商品価値を捉え直している点でした。
・医薬品と食品を明確に分けて認識したことがなかったため、よく売っているのど飴と龍角散を一緒に見てはいけないと思いました。
・龍角散のCMでは、服用効果に加え、薬が効いて笑顔になるシーンが印象的でした。薬に対するマイナスなイメージを減らし、人々を幸せにするための工夫がなされていることを学びました。

