社会学部社会情報学科では、学生が通常の授業から離れ、自分自身で専門科目の学びに関連した課題を見つけて国内外で自主的に研修を行い、学習の方向付けとすることを目的とした『臨地研修』の制度を設けています。11月の1年生向けセミナーと2年生向けキャリアデザインの授業において、臨地研修の成果報告会が実施されました。
カナダでの臨地研修
カナダのトロントを訪問した大塚加奈子さん(社会情報学科2年)は、報告の中で「たくさんの友だちができたり、その国の文化に触れたりと毎日が新鮮だった。行くまでは迷っていたけれど、人生観が変わると思う。もし迷っているのなら、ぜひ行動してほしい」との言葉で締めくくりました。
「かじかの里学園」での臨地研修
遠藤千春さん(社会情報学科2年)は群馬県上野村にて山村留学をしている「かじかの里学園」でインターンシップ(国内ボランティア活動)を体験しました。報告会では現場で学ぶことの重要性について「子どもたちから多くのことを学んだ。これまで情報はTVやインターネットから簡単に入手できたが、研修先で本当に必要とされる情報はどこにも載っていない。また、自分は子どもたちと比べて視野が狭いことに気づいた。ここでは周囲に聞くなど、自ら積極的に情報を調べることが求められる。当たり前のことだが、自分の意見は自信を持って伝えることができなければならない」と語りました。
今回は5名の学生が臨地研修を実施し、そのうち1名が海外へと飛び出して60時間(2単位相当)の研修を実施しました。就職活動でインターンシップが重要視される昨今において、臨地研修の制度を用いてさまざまな教養を得る機会となったようです。