社会学部

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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「フードブランド戦略論」授業レポート "ブラジルにおける味の素グループの事業活動"

今回の社会情報学科「フードブランド戦略論」は、海外からのオンライン生配信により、グローバル企業のマーケティング戦略についてご講演いただきました。
10月7日(木)のテーマは、ブラジル味の素社の角田裕氏による「ブラジルにおける味の素グループの事業活動」でした。

講義では、ASV(Ajinomoto Group Shared Value)という、味の素グループが創業以来一貫して事業を通じた社会課題の解決に取り組み、社会・地域と共有する価値を創造することで経済価値を向上し、成長につなげてきたことについて説明がありました。
また、ブラジルの国土の広さが日本の20倍以上あることや、最低賃金が低いこと、失業率が高いことなどを、日本と比較しながら説明いただきました。
ブラジルでは所得格差が大きく、日常的にペットボトル飲料を購入できる消費者ばかりではないため、いまだ粉末ジュースが大きな市場を形成していることに、多くの学生が驚いていました。
当日は、地球の反対側からの生放送ということで、現地時間が真夜中であることも伝えながら講義をすることで、グローバルマーケティングを体感する貴重な機会となりました。

以下、学生から寄せられた感想になります。

<学生からのコメント>

  • 会社の製品や戦略だけではなく、ブラジルの特徴・現状・人柄などの背景を説明してくださったので内容が理解しやすかったです。
  • 味の素は日本の調味料の会社として多くの人から愛されているメーカーですが、ブラジルでも味の素の商品が販売されていること、その上ただ日本の商品として販売するのでなく、その土地に合った商品を開発し、販売していることにとても驚きました。
  • ブラジルではペットボトル飲料を気軽に買えないことから粉末飲料が多く買われていることやポップコーンをよく食べるため、ポップコーン用粉末調味料販売するなど、日本とは全く違った製品戦略であることが分かりました。
  • 日本で同じ商品を販売したとしても、あまり売れ行きが伸びないと思われる商品が、現地の人からすると革命のような商品となるように、小さな工夫が大きな力へと変わるということを再認識しました。
  • 最初に資料を拝見した際、すべて英語だったので非常に驚きました。また、ブラジル内でのビジネスは失業率が高いが起業率も高く、移民が多いためミックスカルチャーの起業などがあるなど、日本とは全く違うビジネススタイルなので非常に新鮮で面白かったです。
  • 手に優しいアルコールジェルを開発し医療従事者に寄付する社会貢献や、自分たちの工場を消毒するため自分たちで作った電解水を利用するなど、現代の社会問題に対するアプローチに感銘を受けました。