社会情報学科の「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品業界の実務家をお招きし、実務におけるブランド戦略についてお話しいただく講義型の授業です。
10月13日(木)の授業は、クラシエフーズ株式会社のマーケティング室 菓子グループ 菊池光倫氏をお招きし、知育菓子®「ねるねるねるねのマーケティング戦略」について解説いただきました。
発売当初爆発的に売れた「ねるねるねるね」でしたが、時間がたつにつれ徐々に売り上げが下落。そこでクラシエフーズでは原因を探る大規模調査を実施。解決策として消費者ニーズに合わせた味覚とパッケージの変更、そして広告情報の適正化を実施し、売り上げをV字回復させることに成功しました。講義の途中では、ねるねるねるねを実際に作る過程もあり、自分でつくる楽しみを実感しながら学ぶことができました。
学生からは以下のような感想が寄せられました。
<学生の声>
- 小さい頃によく買っていたねるねるねるねについてのマーケティングを詳しく知ることができて良かった。
- 子どもが泥遊びをしている様子を見て、ねるねるねるねが生まれたという話を聞いて驚いた。
- 授業内で、知育菓子®が子どもの想像力や好奇心を伸ばすという話を聞いてから食べたので、昔と違った楽しみ方ができた。
- 子どもが欲しいと思っても、購入するのは親なので、広告は親向けのものを作る必要があることを学んだ。
- 購入者の不安を取り除くため「保存料・合成着色料不使用」との表示を追加し、購入者の心配や不安を取り除いているのは素晴らしいと思った。
- ねるねるねるねがロングセラーとして愛され続けているのは、戦略を練りターゲット層に合わせた対策を実施していたからだと知ることができた。