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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「ファッションブランド・ケーススタディ」授業レポート "MIKIMOTOのマーケティング戦略"

社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、ファッション・美容業界などで活躍されている実務家をお招きし、マーケティングやブランドの事業戦略をお話しいただく講演型の授業です。

6月19日(月)は株式会社ミキモト(人事部 人材開発課)の武藤圭氏と菅谷薫氏にお越しいただき、同社のマーケティング戦略について、ご講演いただきました。

「真珠のミキモト」といえば今年で創業130周年を迎える高級ジュエリーとして有名ですが、若い世代はほとんど知らないブランドかもしれません。
実は国内の芸能人はもちろん、海外ではマリリン・モンローなど世界中のセレブからも愛され続けてきたグローバル企業でもあります。
また、自然環境を破壊することなく真珠を養殖する生産方法は、あのエジソンからも「世界初の発明だ」と称賛されたと言われています。

このように世界的に有名なミキモトですが、同社はさまざまな挑戦を続けています。その1つが新たなターゲット層の開拓です。
これまでターゲットとされていなかった若者層や男性に向けて商品を発売しました。それが2021年に発売された「PASSIONOIR(パッショノワール)」(※1)です。
講演では、マーケティングの4P(※2)を用いながら、同社がジェンダーレスをキーワードとして著名アーティストとコラボしながらSNSを用いてプロモーションを行うなど、さまざまな戦略についてお話いただきました。

<受講生の感想>

  • ミキモトは祖母がジュエリーを持っていて憧れがあったが、今回の講演を聴いて祖母がミキモトのジュエリーにこだわる理由が分かった。
  • 素材の調達からデザイン、製造、プロモーション、販売まで一貫して行っていることが凄いと感じた。
  • 新しい価値観の提案としてのコムデギャルソンとのコラボが一番魅力的だった。私の好きな男性アイドルがパールのネックレスをつけているので、この価値観が広まって欲しい。
  • 今の若者は美術館やブランドの展示会に行くことが流行っているので、ミキモトの強みであるパールを使用した現代アートの展示会などを開催すれば話題性が生まれ、若年層にも浸透していくのではないかと考えた。