春学期に開講された社会学部社会情報学科の「ファッションブランド・ケーススタディ」は、各業界で活躍する実務家をお招きし、ファッション産業の最前線についてお話しいただく講義型の授業です。
7月7日(月)の授業では、株式会社ビームス人事部人事課 吉野亮氏にお越しいただきました。セレクトショップを中心に全国148店舗、海外18店舗を展開する同社は、日本のファッショントレンドのみならずカルチャーを牽引する存在として大きな影響力を持つ企業です。
今回は同社が掲げる"Happy Life Solution Communities" という企業理念についてお話を伺いました。
学生からは以下のような意見が寄せられました。
<学生の声>
・店舗スタッフの方々がブログや自身のスタイリングの掲載をし、社員の趣味から仕事へつながるケースなど、「右にならえ」の風潮が強い日本社会において、とても働きやすい環境だと感じました。実際に講義をしてくださった吉野さんが会社についてとても楽しそうにお話しされる姿に、会社の良さが現れていると感じました。
・社員の皆さんがお互いを尊重し、人を大切にしている点に魅力を感じました。個性を尊重し、お客さまとの対話を楽しみながら最適な提案をする接客が印象的でした。
・本講義を受けて、最も魅力的に感じたのはビームスのスタッフの皆さんでした。ビームスの商品は、元々個性的なアイテムが多いと感じています。そのような商品を自分のものにしてしまう個性豊かなスタッフの方々自体も、ビームスファンの心を掴んでいるのではないかと思いました。また、公式ページではスタッフの方々の着こなしが公開されており、私自身も参考にさせていただいたことがあります。着こなしが難しい商品もあるので、こうした点にビームスの魅力が詰まっていて、スタッフ一人ひとりが魅力的だと思いました。
・ビームスはビジョンとして、「明るく楽しい社会現象を起こし、BEAMSに関係するすべての人が幸せになるようなコミュニティを目指す」ということを掲げていて、特に魅力的だと感じたのは、「他人の個性を認めることが大切」とおっしゃっていた点です。服装や身に付けているものは個人の価値観を表現するものであり、ファッションは多様性を反映する文化だと思うので、それぞれ異なる体型や性別、文化を持つ人々が自分の着たい服を着て楽しめるということは素晴らしいことだと感じました。