「オレンジリボン運動」とは、児童虐待防止啓発運動のことです。「広げよう、児童虐待防止の輪―目白初より目白発―」というスローガンのもと、心理カウンセリング学科の学生に参加を募り、より多くの人に児童虐待防止の関心と理解を深めてもらうことを目的に活動してきました。
まずは、1年生が受講するボランティア活動に関する科目でオレンジリボン運動出前講座を開催しました。ここでは、オレンジリボン運動の紹介とオレンジリボンの作成を行いました。そして、オレンジリボン運動に関心のある学生に参加を呼びかけました。
次に、10月22日(土)・23日(日)に開催された桐和祭において、オレンジリボンを配布し、オレンジリボン運動の紹介と「しつけと体罰」「トラウマインフォームドケア」「ノー・ヒット・ゾーン」に関する啓発活動を行いました。親子で来場してもらえるように、バルーンアートコーナーや休憩コーナーを設け、ノー・ヒット・ゾーンを話題にした人形劇『戦え!オレンジャー オレンジャーとノー・ヒット・ゾーン』を発表しました。
最後に、11月の児童虐待防止推進月間に合わせて児童虐待の防止を呼びかけるため、ツイッターによる啓発活動を行いました。
参加学生のレポート
- Aさん
- 「どのようにすればより伝わるか」「どのようにすればより目に留めてもらえるか」を考えることで、自分たちの行う啓発活動の現状と課題を知りました。「ノー・ヒット・ゾーン」という新たな考え方を活動に取り入れ、ノー・ヒット・ゾーンをテーマにした新作の人形劇を披露しました。
ノー・ヒット・ゾーンとは、米国の小児病院で始められた児童虐待防止プログラムです。人形劇を通して、その意義を主張し、子どもへの体罰や児童虐待が禁止されていることを訴えました。私たち自身が常に児童虐待について考えを深め続け、変わっていく必要があるのだと感じました。 - Bさん
- 活動する私たち自身が、継続しやすいように工夫をしてきました。例えば、活動に参加したメンバーと直接会って交流したり、SNSを使ってツイッターの内容を検討するなど、メンバーが参加しやすくなるように工夫をしました。メンバーの顔を見ながら活動の説明をしたり、意見交換できたことで、1人では気づけなかった視点や考え方に触れることができました。また、やりがいを感じることがたくさんありました。
- Cさん
- バルーンアートでは、子どもたちが自分でバルーンを膨らましたり、作品を作ったりと成長がみられ、保護者の方も楽しんでいてとてもよかったと思います。
- Dさん
- 変化にはきっかけが必要です。そのきっかけの1つにオレンジリボン運動があって、今後もあり続けるといいと思いました。
- Eさん
- 初めての啓発活動で不安もたくさんありました。でも、みなさんと協力して成功させることができたので本当によかったです。
※「ノー・ヒット・ゾーン運動」について(医療現場からの体罰防止を考える会Webサイト)
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