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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「フードブランド戦略論」授業レポート"カゴメと通販ビジネス"

食品業界の実務家をお招きし、実務におけるブランド戦略についてお話しいただく社会情報学科の「フードブランド戦略論」。
11月4日(木)の授業は、カゴメ株式会社 マーケティング本部通販企画部の松村國臣氏をお招きし「カゴメと通販ビジネス」をテーマにお話しいただきました。

最初にさまざまな市場の規模についてご説明いただきました。一番大きなスーパー市場は横ばい、2000年時点で巨大だった百貨店市場は急激な下降傾向に、そして現在急成長を遂げている市場がコンビニエンスストア市場と通販市場であることをグラフで示していただきました。また広告戦略の観点から、直接注文に結び付く広告制作が必要であることや、流通戦略の観点から、受注・配送・代金回収までを一気通貫で行う点などが店舗販売と異なることを解説いただきました。学生たちには、普段馴染みのない通信販売方式の仕組みを学べる貴重な機会となりました。

学生たちからは、授業後に以下のような感想が寄せられました。

<学生からのコメント>

  • 今回の講義で、店舗販売と通信販売は販売方法や広告の仕方、ターゲットまでがすべて違うことや、自社で梱包や配送・代金回収・アフターサービスまで行う必要があることを学びました。すべてを自社で行うことで、より直接的に顧客とつながることができるのだと思いました。
  • 食品はどうしても店販で購入するものという固定概念があるのだが、現在は通販で購入することが当たり前の時代である。そのため、通販でしか手に入らない商品を販売するなどの工夫がされていることが分かった。
  • ひと昔の前の通販を見ると、かなり怪しい部分もありました。しかし現代では、顔の見えない相手と取引することへの抵抗を感じさせないほど安心感のある作りになっていると感じました。
  • 通販事業について実際の商品開発や流通戦略、広告など具体的な内容を聞くのは初めてでした。ターゲットが50〜70代で、普段見ることのない商品の戦略の話であったため、高齢者へのアプローチを詳しく学べた貴重な機会となりました。
  • パッケージにも非常にこだわっていて、「なぜ紙なのか?なぜこのデザインなのか?」を考えてみると、一つひとつ理由があるということが分かりました。そして、ターゲットの選定やダンボールに使うインクを有彩色にすることなど、ブランドのイメージを維持するための工夫もされていていることが分かりました。