社会情報学科の「フードブランド戦略論」は、食品業界の実務家をお招きし、実務におけるブランド戦略についてお話しいただく講義型の授業です。
10月28日(木)の授業は、カンロ株式会社 マーケティング本部 副本部長兼マーケティング統括部長の廿日出多真樹氏をお招きし「カンロのブランド戦略」をテーマにお話しいただきました。
社名にもなっているカンロ飴は、当時日本人向けのキャンディーがなかったことから、醬油をベースにして開発されたことなどを説明いただきました。多くの学生にとって、カンロ飴は馴染みが薄いようでしたが、ピュレグミは馴染み深いものでした。他にも、講義内容はボイスケアのど飴のターゲティング戦略から、ピュレグミのプロモーション戦略までに及びました。今回は、多くのブランドがそれぞれ異なる戦略の上に成り立っていることを学ぶ良い機会となりました。
学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
<学生からのコメント>
- カンロの代表商品は企業名の由来になっているカンロ飴だが、私の世代ではピュレグミの会社であることの方が認知が高いと思った。
- カンロ飴を食べたことがなかったのですが、今回の講義で人工甘味料を使用せず醤油や砂糖だけを使うことで、料理にも使用でき、健康にも良い飴だということを知りました。
- ボイスケアのど飴プロジェクトのお話から、声に関わる人をターゲットにし、その人たちの課題を解決するために開発されたことを学びました。
- ボイスケアのど飴が、国立音楽大学という「声」に特化した組織と共同で開発をおこなったという点が、他ののど飴にはない強みだと感じました。
- 私は広告のデザインに興味があるので、広告作成において一貫性を保つルールの話がとても面白かったです。
- 企業の方からの質問に対し、答える形式での講義は初めてでしたが、新鮮でとても楽しんで講義に参加できました。